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父の思いで巡り・・・ [親父・お袋 ありがとう!]

一昨日( 4月12日)の日曜日
  父の一周忌法要のために実家へ ・ ・ ・

父が亡くなって以降、
 位牌の置かれている仏壇に向かい
   手を合わすことが出来ない分、
    一生懸命に心の中で手を合わせるのですが
 
父の死が、私の思いより早かった・・・というよりは
  普段から、考えたことすら無かったというべなのか ・ ・ ・
 何一つ親孝行らしい事もしていないのに・・・という悔いと
  親からもらった大切な身体を、
   誰よりも健康で丈夫に産み、育ててもらった身体を、
    自分の不注意から駄目にし ・ ・ ・

 その父の棺すら、
  この手で運び、見送ってやれなかった居たたまれなさなどが
    色んな形で頭の中を駆けめぐりはじめ、
お経すら、皆と一緒に最後まで唱えることが出来なくなり
      気持ちがドンドン落ち込んでしまいます ・ ・ ・

実家での法要後、
 少し離れた”御齊”の席に移動する途中
  子供の頃、よく遊んだ可児/蟹薬師の前を通ることになったので
    妻に、車を止め立ち寄ってもらうことにした。

198-1-1 父一周忌 蟹薬師入り口門.JPG

 ここは、国宝級の仏像等も多くあり、
          結構由緒ただしいお寺の筈!? 
 子供の頃には、石垣だけだったのに、今では立派?な土塀まで・・・

198-1-2 父一周忌 蟹薬師本堂.JPG

 毎年4月1日には祭礼があり、沢山の参拝客で賑わう中を
  ”ハーオウ”といって、
   顔の前に”お多福”の面、後ろに”鬼”の面をつけた厄男
    本殿前の境内を所狭しと走り回り、
     手に持った”榊”の枝で参拝客を叩いて回る・・・   
 ハーオーに叩かれると、その年は無病息災!と言うことから
  私も、小さな時から父の肩車で出かけ、
              喜んで叩かれたことも ・ ・ ・
   その後は、綿菓子なんかを買ってもらって家に ・ ・ ・

198-1-3 父一周忌 薬師如来像.JPG

  境内の隅には、こんな薬師如来像も ・ ・ ・
    (写真では解り難いのですが
        如来様の足下の赤い布は、二人のお小僧さんの涎掛けです)
  
198-1-4 父一周忌 蟹薬師 山門.JPG

  こんな国宝級の山門も ・ ・ ・

ホンの短い時間でしたが、
 昔のままのたたずまいの中にいると、
   次から次へと、
    懐かしい 子供の頃遊んだ思い出と
     父に人一倍可愛がられた時のことが思い出され ・ ・ ・

 余計に辛く切なくなってくるようで、
   思い出を途中で、何となく去りがたい気もしましたが
                               会場へ ・ ・ ・

途中の農道脇に

198-1-5 父一周忌 タンポポ.JPG

  タンポポが、既に綿毛もつけて咲いていました ・ ・ ・

それに、最近とんと見かけられなくなっきた

198-1-6 父一周忌 鯉のぼり.JPG

 鯉のぼり(のぼり)が、
         昔ながらの竹竿に吊され、
                  風に舞い泳いでいました ・ ・ ・






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コメント 30

norihiro

色々な思いを持ちながら、向かったんですね。
亡くなったあと、残ったものは色々悔いることが
あふれてくるものですよね。。。

by norihiro (2009-04-14 18:05) 

okko

その気持ちだけで、充分、親孝行なさってますよ。
もう鯉のぼりの季節ですね。
by okko (2009-04-14 18:05) 

nikkin

子供の頃からの思い出の中で生活していらっしゃる。いいですねえ。幸せですよ。私は自分の育った家が存在せず、その場所さえはっきりとはしません。故郷を遠くに在って想っています。
by nikkin (2009-04-14 18:09) 

ゆきトトロ

私も、母が亡くなって10年経ちますが、
いまだ、目につくもの、つくものが母への思いばかり…
でも、思い出しているときは、「母は生きている」って
供養だと思って、積極的に思い出しています。
miopapaさんのような親子関係も
誰でもが築けることではないのですよね。
その思いが財産ですね。

by ゆきトトロ (2009-04-14 19:19) 

旅爺さん

親が無くなってから後悔することは私も同じです。
今でも色々思い出しますね。
by 旅爺さん (2009-04-14 19:36) 

まさみん

miopapaさん、人が生まれ、亡くなっていきます。身体は物体なので無くなりますが、目には見えない”想い”はリレーのように繋いでいくことができると思っています。だから人って素晴らしいっていつもいつも思っています。miopapaさんは、十分過ぎるくらいお役目を果たしておられるように思いますよ。
by まさみん (2009-04-14 19:41) 

SilverMac

私も墓に行ったときには不幸を詫びています。
by SilverMac (2009-04-14 19:51) 

yuki999

人の死は、
医師になってからも、
決して慣れる事はありません。
先輩からは、
お人よしと言われますが。
by yuki999 (2009-04-14 20:38) 

mau

十三回忌が終わった今でも、父がいるような気がする時があります。
by mau (2009-04-14 20:57) 

yakko

優しい父でした。その分母が厳しかったです。
父のことを懐かしく思い出しました。
by yakko (2009-04-14 21:15) 

父ちゃん

ご訪問&niceありがとうございました(^○^)
見ず知らずの自分が、何とコメントしていいのかわかりませんが、「ただただ感謝」・・・それにつきるといつも思っています。
自分の両親は健在ですが、ばぁちゃん子だった自分・・・
そのばぁちゃんが亡くなった時・・・本当に信じられなかった・・・
ばぁちゃんのお葬式の時に、唯一、心配して電話をくれたんが・・・今の妻です(^○^)
コメントが長くなりそうなので、この内容は、またブログに書きたいと思います。
何のめぐりあわせかわかりませんが、人は必ずどこかでつながっている!本当に、ご訪問ありがとうございます。
by 父ちゃん (2009-04-14 21:32) 

みっきぃ

親よりも先に死なない事が何よりの孝行ですよ。
生きて一生懸命生活をしている姿で成仏するんです^-^

岐阜って思ったより近かった!!今度遊びにいこうかな~~
by みっきぃ (2009-04-14 21:33) 

やよい

亡くなられた方の事を 大切に思い出すことが
一番の供養かと思います。
miopapaさんは充分に親孝行をなさったと思います。

by やよい (2009-04-14 22:07) 

zero

小学校の頃、亡くなった父の歳を6年前にむかえ、
母に「これが一番の親孝行だな」よく話ます。
by zero (2009-04-14 22:29) 

向日葵

ワタクシの父は、去年「17回忌」を迎えましたが、
やはり「思い出」らしきものになっていってくれるまで、
軽く「10年」は覚悟した方が良いと思われます。

最近、ようやっと「父のこと」が「思い出」として認知
出来るようになって来ていた矢先に、「母のこと」がおき-。

「順送り」とは言うものの、愛する人、大事な人を
「失う」のは、やはりどうしても辛いですね。

「逆」でなかったことだけでも「せめて」良かった、と
思って下さい。
慰めにも何もなっていませんが-。

今、ワタクシも「母を看取る」ことがワタクシの使命(大げさ?)
かな?
と。

間違っても、母より先に逝くような「逆」だけはしては
いけない!
と-。
by 向日葵 (2009-04-15 01:15) 

oko

きっと、必ず、お父様はmiopapaさんの
近くでいつも見守ってくれてますよ。
それが親子だと思うし・・・・・。
鯉のぼりはこの辺でも少し見ますが、
幟は珍しいです・・・・国技館の力士幟しか
見た事無いですね・・・
by oko (2009-04-15 08:30) 

SUMAKO

思い出がいっぱい、それだけで胸がいっぱい。
時々思い出して、タイムスリップして・・・お父さま、お幸せ。
誰もがそんな時間をこっそりもっているのでは。
by SUMAKO (2009-04-15 09:29) 

ANKO

ご本 昨日注文したら もう届きました、
早いですね!!
ご本名を存じ上げないのですが、たぶん
miopapaさんはこの方かな、と思って
拝読いたしました。

私の父は去年17回忌を迎えました、
その夕方 空に大きな流れ星が。
見たのは私だけ、私を一番可愛がってくれた父が
私に合図をくれたのだと思いました。
by ANKO (2009-04-15 09:48) 

ぷちぞう

私も父のことを思い出しました。
近くで見守ってくれていますよ!
私はピンチの時に夢に出てきてくれました。
心配してくれたんだなー。助けてくれたんだなーと
思っています。

by ぷちぞう (2009-04-15 12:46) 

こぱんだつま

ずっとお父様を忘れないでいらっしゃるそのお気持ちが、何よりうれしいと思いますよ。
by こぱんだつま (2009-04-15 13:32) 

たいちさん

お父様の一周忌に合掌。私の父もすでに他界していますが、複雑な心境をお察し申し上げます。
by たいちさん (2009-04-15 13:40) 

ララアント

お父様の一周忌 まだまだ 辛さが蘇る一年でしたね!
そしてお母様のことを思いやるmiopapaさんの胸中をお察し
します。
私は父を戦後 直ぐに疎開先で亡くしていますので 顔すら
思い出せないでいます。
そして母は姉の車で同乗していて事故に遭い 一瞬に
ふたりとも亡くしてしまいました。
母は86歳になっていましたが 姉が母を看るめぐり合わせの中での事故でした。
姉は60歳・・・今年17回忌を迎えることになります。
普段忘れて生活していますので miopapaさんの記事の
お陰様で 故人を偲ぶことが出来ました。
ありがとうございました。
by ララアント (2009-04-15 14:35) 

ラブ

覚悟している場合ならともかく、人の死はいつも突然ですね。私は親に非常にかわいがられた…という記憶がないので、miopapaさんが、ちょっとうらやましかったりw
by ラブ (2009-04-15 14:40) 

ララアント

追記

岩波ブックセンターのHPよりで 「お目にかかる」ことが
出来ました。
「ブレイブ・ワーカーズ」 発注できましたので 届くを
楽しみに待っています。
PCで 何かを購入するのは初めての経験で・・・
ちょっと 勉強したような思いをしています。
by ララアント (2009-04-15 16:20) 

水無月

お父様が亡くなられてから1年。。
思い出巡りは素敵ですね。
私も改めて親孝行したいと思いました。
by 水無月 (2009-04-15 17:42) 

nono

おはようございます^^
お父様miopapa さんの気持ち十分わかっていますよぉ。。
思い出って、辛いものもあったりするけど。。
生きていた時のことや、その人のこと考えられる。。
気持ちの中にいつもいるよって気がして^^
形には残ってないけど。。
miopapa さんの、その気持ち素晴しいことです。
親孝行。。中々難しいですね^^;
心の中ではいつも思うのに。。
私も母1人子1人だったので、また改めて。。
親孝行。。考えようとおもいます。。


by nono (2009-04-16 09:53) 

greens

「一生懸命に心の中で手を・・・」にmiopapa さんの気持ちが伝わってきます。
by greens (2009-04-16 11:16) 

ピーチャマ

みなさんの言われる通りだと思います
いつも思い出し思ってあげることが供養にもなるし
暖かく見守って下さっていると思います

お祭りのハーオウテレビで見ましたよ
by ピーチャマ (2009-04-16 13:01) 

koto

こいのぼりはほんとに見なくなりました。
by koto (2009-04-16 14:55) 

風子

亡くなった人を思うとき、後悔ばかりが先にたちますよね。
きっと、どんなに尽くしてもそうなのだと思います。
それだけ、思いが深いということ。
お父上に出会えたことを感謝すれば
何よりの供養だと思います。
私とて、同じ思いです。
いつも亡父が身体の辺りにいるように感じているんですよ。
by 風子 (2009-04-16 14:59) 

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