G-Tech 2009 開催 [Life-Work/恩おくり]
5月11日(月曜日)
今日は、無茶苦茶忙しい一日になりました。
朝 8時、食事を摂る間も無く家を出て病院へ行き、検査をすませ
今日から始まる”G-Tech 2009”の会場へ、
機器搬入の対応のため、大急ぎで移動 ・ ・ ・
会場のJR岐阜駅3Fの県民ギャラリーに着くと
既に、キラキラ輝く目と、眩しいほどの若さを溢れさせた
岐阜大学工学部矢野研究室の学生さんが、
何と10人も待ちかまえていて
息つく暇もなく会場の設営に ・ ・ ・
今回の催しは、
私と同じ頸随損傷者の全国組織「全国頸随損傷者連絡会」が
毎年、全国の各支部持ち回りで総会と全国大会を開催していて
今年は岐阜が受け入れることに ・ ・ ・
平成3年に支部を立ち上げ、
以後12年代表として関わらせてもらってきたものの、
今は若い人達にバトンタッチしているのですが
毎年、受け入れる側が催しの趣向を凝らし、
全国からの仲間を受け入れる関係から、
何かいい企画は・ ・ ・ と相談を受け、首を突っ込むことに。
そうなると、miopapaとしては
自分の好きな? 得意?分野でもある、支援技術に!!
そこで、私なりに
今回の催しのPR用ポスター
28年前に事故により、四肢の機能を失った私ですが
その後出会ったリハ工学エンジニアと支援技術のお陰で
今、間借りなりにも
同じように障害を負った人達の就労支援や
福祉用具開発に関わらせてもらえるように ・ ・ ・
だから、少しでも
そうした支援技術や取り組みのあることを伝えることで
今すぐには叶わなくとも、何年か先に期待し
夢と希望を持って生活してもらうことで、
環境も大きく変えられるのでは ・ ・ ・
と同時に、
そうした支援のあることを一般の人にも知ってもらうことで
障害者への理解も深まり、
自立や社会参加が加速されるのでは ・ ・ ・
そんな欲張った思いと、
ほんの少し、
自分の生まれ育った岐阜県の、
日頃は、県民ですら知られていない取り組みを自慢したくて
今回の催しを企画してみました ・ ・ ・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下に、展示機器について少し紹介を ・ ・ ・
①
※ 向かって左側のタイプは
車いすの座面が、油圧により上下に換えられるもので
車いすに乗っていて取り難い高いところのものをとったり
床上20cm位まで下がることで、家族と一緒に炬燵に入り
同じ目線でコミュニケーションがとれる ・ ・ ・
※ 右側のタイプは
以前少しご紹介をしましたロボットアーム付きのもので
このアームにより、床に落ちたものを拾ったり、
高いところのものをとったり、ジュース等も飲むことが ・ ・ ・
(岐阜県情報技術(研)・今仙技術(軒)・早稲田大学ロボット(研))
②
※ 食事介助ロボット
食事介助のためのロボットは、
既にこれまでにも製品化されたものはありますが、
それらが、自分の意志ではなく、予めプログラムされた
順にしかおかず等を口元に運んでくれないのに比べ
これは、アームに手を添えて動かすことにより、
力の弱い人の場合には増幅し、強すぎたり
アテトーゼ等による不意の動きも抑制する機能があり
しかもスープ等の液体も、手ぶれ等をカバーする
”しんせん機能”により一滴もこぼれることなく
自分の意志で、好きなものを好きなように口元に ・ ・ ・
(岐阜大学 矢野研究室により開発)
③
※ アームサポートロボット
腕に装着するタイプで、弱い動きは増幅し強すぎる動きや、
不安定で不意な動き等は抑制でき、障害者のみならず
高齢者や介護に携わる人の労力や負担の軽減も視野に
開発されているもの ・ ・ ・
( 同 上 )
※ 写真は、機器が15日まで東京での全国ロボット展に
出品中のため、TV画面によるものです。
④
※ 三輪バイク”鋼”
これはロボットではありませんが、
県内のベンチャー企業の若い社長さんが
バイクに乗りたいという障害者の声に応え、
後輪が二輪タイプのものは既にありますが、
前輪を二輪にすることで、バイク特有のコーナーでの
ダイナミックな傾き感も体感できるように開発されていて
絶対に横に倒れない設計に ・ ・ ・
展示会場の様子と、
写真の中のマスクをした車いすの男が
本邦初公開になりますが、私 miopapa めです ・ ・ ・
今日は、無茶苦茶忙しい一日になりました。
朝 8時、食事を摂る間も無く家を出て病院へ行き、検査をすませ
今日から始まる”G-Tech 2009”の会場へ、
機器搬入の対応のため、大急ぎで移動 ・ ・ ・
会場のJR岐阜駅3Fの県民ギャラリーに着くと
既に、キラキラ輝く目と、眩しいほどの若さを溢れさせた
岐阜大学工学部矢野研究室の学生さんが、
何と10人も待ちかまえていて
息つく暇もなく会場の設営に ・ ・ ・
今回の催しは、
私と同じ頸随損傷者の全国組織「全国頸随損傷者連絡会」が
毎年、全国の各支部持ち回りで総会と全国大会を開催していて
今年は岐阜が受け入れることに ・ ・ ・
平成3年に支部を立ち上げ、
以後12年代表として関わらせてもらってきたものの、
今は若い人達にバトンタッチしているのですが
毎年、受け入れる側が催しの趣向を凝らし、
全国からの仲間を受け入れる関係から、
何かいい企画は・ ・ ・ と相談を受け、首を突っ込むことに。
そうなると、miopapaとしては
自分の好きな? 得意?分野でもある、支援技術に!!
そこで、私なりに
今回の催しのPR用ポスター
28年前に事故により、四肢の機能を失った私ですが
その後出会ったリハ工学エンジニアと支援技術のお陰で
今、間借りなりにも
同じように障害を負った人達の就労支援や
福祉用具開発に関わらせてもらえるように ・ ・ ・
だから、少しでも
そうした支援技術や取り組みのあることを伝えることで
今すぐには叶わなくとも、何年か先に期待し
夢と希望を持って生活してもらうことで、
環境も大きく変えられるのでは ・ ・ ・
と同時に、
そうした支援のあることを一般の人にも知ってもらうことで
障害者への理解も深まり、
自立や社会参加が加速されるのでは ・ ・ ・
そんな欲張った思いと、
ほんの少し、
自分の生まれ育った岐阜県の、
日頃は、県民ですら知られていない取り組みを自慢したくて
今回の催しを企画してみました ・ ・ ・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下に、展示機器について少し紹介を ・ ・ ・
①
※ 向かって左側のタイプは
車いすの座面が、油圧により上下に換えられるもので
車いすに乗っていて取り難い高いところのものをとったり
床上20cm位まで下がることで、家族と一緒に炬燵に入り
同じ目線でコミュニケーションがとれる ・ ・ ・
※ 右側のタイプは
以前少しご紹介をしましたロボットアーム付きのもので
このアームにより、床に落ちたものを拾ったり、
高いところのものをとったり、ジュース等も飲むことが ・ ・ ・
(岐阜県情報技術(研)・今仙技術(軒)・早稲田大学ロボット(研))
②
※ 食事介助ロボット
食事介助のためのロボットは、
既にこれまでにも製品化されたものはありますが、
それらが、自分の意志ではなく、予めプログラムされた
順にしかおかず等を口元に運んでくれないのに比べ
これは、アームに手を添えて動かすことにより、
力の弱い人の場合には増幅し、強すぎたり
アテトーゼ等による不意の動きも抑制する機能があり
しかもスープ等の液体も、手ぶれ等をカバーする
”しんせん機能”により一滴もこぼれることなく
自分の意志で、好きなものを好きなように口元に ・ ・ ・
(岐阜大学 矢野研究室により開発)
③
※ アームサポートロボット
腕に装着するタイプで、弱い動きは増幅し強すぎる動きや、
不安定で不意な動き等は抑制でき、障害者のみならず
高齢者や介護に携わる人の労力や負担の軽減も視野に
開発されているもの ・ ・ ・
( 同 上 )
※ 写真は、機器が15日まで東京での全国ロボット展に
出品中のため、TV画面によるものです。
④
※ 三輪バイク”鋼”
これはロボットではありませんが、
県内のベンチャー企業の若い社長さんが
バイクに乗りたいという障害者の声に応え、
後輪が二輪タイプのものは既にありますが、
前輪を二輪にすることで、バイク特有のコーナーでの
ダイナミックな傾き感も体感できるように開発されていて
絶対に横に倒れない設計に ・ ・ ・
展示会場の様子と、
写真の中のマスクをした車いすの男が
本邦初公開になりますが、私 miopapa めです ・ ・ ・
2009-05-12 20:24
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コメント(30)
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今の技術はこんなに進んでいるのですね。
自分の意志で食べたいものを食べられるという介助ロボット
が特に気になりました。
QOLを考えるという今の流れなのでしょう。
by 幸福もん (2009-05-12 22:25)
人の役に立つために技術は存在してるとおもいます(^○^)
これは、本当に素晴らしい技術です^_^;
by 父ちゃん (2009-05-12 22:41)
ロボットを必要とする人に少しでも多く行き渡るようになると
良いですね。
by やよい (2009-05-12 23:44)
NHKとかWBSのトレンドたまごとか見ていたら、
こういう技術開発の特集が、よくあったりしますよね。
岐阜とかよく出ていて、スゴイですよね。
こういう技術の取り組みって、素晴らしいと思います。
by ささ (2009-05-13 01:51)
色々な人たちが研究を深めて少しでもつかいやすい
ものを開発してるんですね。日本の技術って凄い
です。
by oko (2009-05-13 05:37)
すご~いっ!
以前にTVで瞳孔かな?まばたきかな?でコミュニケーションを取れる機械(筋ジスの人たち用の)っていうのを見たことがありますが、いろいろな技術はこうした人たちのためにあるべきだって思っちゃいますょ、ほんと。
それに、デザインが素敵ですね。もうロボットっていう名前は似合わないようにも感じられますネ!!
by nya-e (2009-05-13 07:50)
すばらしい企画ですね。
大成功に終わること間違いなしでしょう。
やりがいのあるお仕事ですね。
これからも力一杯頑張ってください。
by nikkin (2009-05-13 09:06)
岐阜県は技術の進んでいるところですよね。
仕事(工作機械関係)で何度か伺ったことがあります。
by 斗夢 (2009-05-13 09:23)
miopapaさんは素晴らしい方ですね〜
活躍の分野がドンドン広がっていきますね。
岐阜県もスゴイです。 頑張って下さい。
by yakko (2009-05-13 09:43)
障害者のための機器も進歩していますね。三輪バイクなんて私も欲しいくらいです。
by SilverMac (2009-05-13 09:47)
今年はバリアフリー展に行きそびれてしまいました・・・
最新の情報がmiopapaサンのところでゲットできて
ちょっと嬉しかったりします♪
by m-grace (2009-05-13 10:38)
素晴らしい技術の発展ですネ!!
企画も素晴らしいし、きっと大成功なさると思いマス!
miopapaさん、すごいデス^^
そしてもっともっと、使う側のニーズに合わせて
どんどんよりよく改良されていくことを望みます^^
miopapaさん、本当にハンサムで紳士な感じ♪
by つなみ (2009-05-13 14:23)
日本のロボット技術、すごい所まで行ってますね。
ロボットの一番の出番は、介護であるべきだと
思っています。
by ラブ (2009-05-13 15:58)
有意義な活動ですね。機器類も、使う人の気持ちになって工夫されているのに、感銘を受けました。
by たいちさん (2009-05-13 16:14)
素晴らしい企画ですね^^
一般に出回るのは大分先でしょうけど、
顧客ニーズにあわせた改良と、
価格的な事などたくさんの声が上がればいいですね。
by 風子 (2009-05-13 16:52)
どれも素晴らしいですね!
特に食事介助ロボット!
「自分の意志で自分の好きなものを」って大事だと思います。
今日もきっと大忙しなのでしょうね^^
無理せずにね♪
by さえとあすみ (2009-05-13 17:06)
最近は、ぜんぜん福祉用具展やバリアフリー展に行っていないです…。
こういうところにどんどん技術を使って欲しいですね。
by こぱんだつま (2009-05-13 17:32)
技術の進歩は素晴らしいですね。
でも、まだまだ高額なイメージもあります。
これからの未来、高齢者の介護ロボットも増えていくのでしょうね。
by angel_heart (2009-05-13 18:35)
かっこいいバイクに乗ってみたいです。風を感じながら疾走できて、気持ちよさそうですね。
by 更紗 (2009-05-13 19:20)
こんばんは^^
このごろよく路上で目にするのに上の車の付いた電動椅子のようなのがあります。
これは安定感はあるのですかね~ 何故って、路上が凸凹していて特に歩道から別の歩道へ動いたり、なんだか横に倒れないかとハラハラしながら、わたくしなど見ています。
もう少し動きやすいように道が工夫されればよいのですが。
しかし以前に比べて随分いろんな機器が開発されているようですね~
そういうのもmiopapaさんたちの努力なんでしょうね~
本邦初公開のお写真、一寸小さすぎて^^
by mimimomo (2009-05-13 19:21)
miopapaさんの思いが現実味を帯び
実現化していっているのがとても嬉しく思います。
それとmiopapaさんに続く 若い人材が育っているのも
嬉しい事ですね。
自慢したくなるような岐阜県・・・ 産学協同開発など
拍手を送ります。
今後も 大変でしょうが 自分の体をを厭いながら
頑張ってくださいね。
by ララアント (2009-05-13 20:05)
車椅子はじめ色んな物が進歩していますね。
by 旅爺さん (2009-05-13 20:07)
すごい進歩に驚きますが、岐阜県という県も素晴らしいですね。
by ANKO (2009-05-13 20:30)
このような機器は確実に進歩しているのですね。
使う方の気持ちを考えて作られているのだなぁ…
たくさんの方に使っていただけるようになってほしいです。
by 水無月 (2009-05-13 21:59)
地道な毎日の積み重ねがあればこそ、ですね。
母のような高齢になったが故に、こういった機器の
お世話になるような方も、この先きっと増えて行くと
思います。
(母は「高齢者」だけでなく「障害者認定」も受けては
いますが-。)
miopapaさんの、こういった活動が、もっともっと
広く世間に知られて行って欲しいですね。
by 向日葵 (2009-05-14 01:52)
miopapaさんの取り組む意志が、伝わってきました。
使う人の心を大切にしているロボットたちの、
それを表現する技術の進歩に、とっても驚きましたし、
ロボットに対する印象も変わりました。
道具というよりも、自分の身体のようになるのですね。
バイクも、ロマンを感じます。カッコイイ!
by Keiko (2009-05-14 09:46)
かっこいい^^♪
っていうのは失礼なのかな?
by nayusa (2009-05-14 10:12)
しかと、娘にmioじぃじの姿を見せましたぞよ^^
バタバタな一日に、お体を壊しませんように。。。
by norihiro (2009-05-14 15:46)
使う人たちの身体の一部になるようなモノが、どんどん改良されて良いものになるといいですよね。
大きな病院とかでは、リハビリでも使えるように取り入れてほしいですね。
by koyuri (2009-05-14 19:22)
こういう素晴らしい機器が形になるのも
miopapaさんたちの声があってのこと。
これからも応援しています(^^)
お仕事中のmiopapaさん!ダンディですね☆
by ゆきトトロ (2009-05-14 21:12)