また一人 ・ ・ ・ [日々、あれこれ]
※ 少し、暗くてしめっぽい話になりますが ・ ・ ・
6月 7日(日曜)
お昼を少し回った頃に、妻側の叔父が亡くなったとの知らせを受け
やりかけの仕事もそこそこに、叔父の家にいってきました ・ ・ ・
いつも、身内に不幸がある度に思うことは
車いすの私としては、出かけて行くことは何ら問題ないのですが、
たいていが、昔ながらの日本家屋が多く、バリアフリーとは縁遠く
身内の不幸の悲しみの中、みんなが気を遣い、
車いすをつって故人の側まで運んでくれることに ・ ・ ・
ここで、それまでの悲しみモードが一変し、
しばしの間、完全に私が主役的モードに入ってしまう ・ ・ ・
こうしたことが嫌で、いつも訃報を聞く度に心が迷うのですが
今回無くなった叔父(73歳)は、
大工さんになるべく修行に入り、持ち前の根の強さと努力がみのり
棟梁として独り立ちし、最近は宮大工としての取り組みや
職業訓練学校の先生としても頑張っていた人で、
その人生が物語るかのように、確固たる信念を持ち
曲がったことを絶対に許さない人柄が、誰からも信頼されていた ・ ・ ・
妻に比べれば、はるかに交流の期間も短いのですが
私が受傷後、周りの誰もが腫れ物に触る かのように
気を遣い、言葉を選んで接している時期に
◇ ◇ (私の名)、おまえは何のために生きとる!
と、今にすれば、少し意味不明とも思え、
かなり乱暴な気のするような質問をストレートにぶつけてきた人で
その時、自分が正確に何と答えたのかは、よく覚えていませんが
◇ ◇ (娘の名)が大きくなるまでは ・ ・ ・
的ニュアンスの答えの中に共感するものがあったのか
それ以降、事あるごとに気にかけ、力になってくれ
ある意味、障害を負った私の一番の理解者でもあった人 ・ ・ ・
寝かされている叔父は、
綺麗なまでの白髪と、相反した真っ黒でブト目な眉もそのままで
あの凛々しさも ・ ・ ・
そんな顔を見ていると、
また、身近でいい人が、自分にとっての理解者が亡くなっていく
そんな、どうしようもない空しさ/無念さで涙が ・ ・ ・
この日は、とりあえずお別れと様子伺いだけして帰途に ・ ・ ・
いつも、身内に不幸がおきた時の帰りの車での私たち夫婦の悩みは
通夜と本葬を控えて、
年の上に心臓が悪い義父にどう伝えるか ・ ・ ・
もしかして、ショックでポックリ・・・ってことに!?
そればかり気になるのですが、
我が家の87歳、最近どうも、こういう時になると
余計に力が湧いてくるようで、
こちらの心配何処吹く風の様で、今回もまずは一安心?
8日の通夜に続き、9日に本葬と初七日の法要もすませ
無事、叔父を送ることが出来ましたが
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回、改めて叔父の凄さを感じましたので ・ ・ ・
叔父には、4人の子/三男一女と、7人の孫がいますが
その孫の中の一番年下/3歳の女の子と、5歳の男の子が
式が始まるまでは、ごくごく普通の子供のように
事の次第もよく解らないまま、飛び回っていたのですが
式が始まるやいなや、
子供用の、色も綺麗で可愛らしいお数珠をポケットからだして
手にかけ、齊壇の叔父の遺影に向かい手をあわせ
ご縁さんのお経にあわせて口を動かしていたのです ・ ・ ・
これまで、たまに訪ねた時に一・二度見かけたこともありましたが、
生前より、信仰心の強い叔父は、恐らく、いつも小さな孫を膝に乗せ、
ご先祖様に手を合わせていたのに違いない!
それを、こんな小さな孫達が ・ ・ ・
さすがに、こんな姿を見せられると、
また違った意味での涙が ・ ・ ・
と同時に、
(初公開! 浮腫みがちで、不格好な手ですが・・・miopapaめの手です)
こうして数珠は握らさせるものの、手も合わせられない私
そんな私の思いや、お別れの気持ち、
本当に通じているんだろうか!?
と!?
6月 7日(日曜)
お昼を少し回った頃に、妻側の叔父が亡くなったとの知らせを受け
やりかけの仕事もそこそこに、叔父の家にいってきました ・ ・ ・
いつも、身内に不幸がある度に思うことは
車いすの私としては、出かけて行くことは何ら問題ないのですが、
たいていが、昔ながらの日本家屋が多く、バリアフリーとは縁遠く
身内の不幸の悲しみの中、みんなが気を遣い、
車いすをつって故人の側まで運んでくれることに ・ ・ ・
ここで、それまでの悲しみモードが一変し、
しばしの間、完全に私が主役的モードに入ってしまう ・ ・ ・
こうしたことが嫌で、いつも訃報を聞く度に心が迷うのですが
今回無くなった叔父(73歳)は、
大工さんになるべく修行に入り、持ち前の根の強さと努力がみのり
棟梁として独り立ちし、最近は宮大工としての取り組みや
職業訓練学校の先生としても頑張っていた人で、
その人生が物語るかのように、確固たる信念を持ち
曲がったことを絶対に許さない人柄が、誰からも信頼されていた ・ ・ ・
妻に比べれば、はるかに交流の期間も短いのですが
私が受傷後、周りの誰もが腫れ物に触る かのように
気を遣い、言葉を選んで接している時期に
◇ ◇ (私の名)、おまえは何のために生きとる!
と、今にすれば、少し意味不明とも思え、
かなり乱暴な気のするような質問をストレートにぶつけてきた人で
その時、自分が正確に何と答えたのかは、よく覚えていませんが
◇ ◇ (娘の名)が大きくなるまでは ・ ・ ・
的ニュアンスの答えの中に共感するものがあったのか
それ以降、事あるごとに気にかけ、力になってくれ
ある意味、障害を負った私の一番の理解者でもあった人 ・ ・ ・
寝かされている叔父は、
綺麗なまでの白髪と、相反した真っ黒でブト目な眉もそのままで
あの凛々しさも ・ ・ ・
そんな顔を見ていると、
また、身近でいい人が、自分にとっての理解者が亡くなっていく
そんな、どうしようもない空しさ/無念さで涙が ・ ・ ・
この日は、とりあえずお別れと様子伺いだけして帰途に ・ ・ ・
いつも、身内に不幸がおきた時の帰りの車での私たち夫婦の悩みは
通夜と本葬を控えて、
年の上に心臓が悪い義父にどう伝えるか ・ ・ ・
もしかして、ショックでポックリ・・・ってことに!?
そればかり気になるのですが、
我が家の87歳、最近どうも、こういう時になると
余計に力が湧いてくるようで、
こちらの心配何処吹く風の様で、今回もまずは一安心?
8日の通夜に続き、9日に本葬と初七日の法要もすませ
無事、叔父を送ることが出来ましたが
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回、改めて叔父の凄さを感じましたので ・ ・ ・
叔父には、4人の子/三男一女と、7人の孫がいますが
その孫の中の一番年下/3歳の女の子と、5歳の男の子が
式が始まるまでは、ごくごく普通の子供のように
事の次第もよく解らないまま、飛び回っていたのですが
式が始まるやいなや、
子供用の、色も綺麗で可愛らしいお数珠をポケットからだして
手にかけ、齊壇の叔父の遺影に向かい手をあわせ
ご縁さんのお経にあわせて口を動かしていたのです ・ ・ ・
これまで、たまに訪ねた時に一・二度見かけたこともありましたが、
生前より、信仰心の強い叔父は、恐らく、いつも小さな孫を膝に乗せ、
ご先祖様に手を合わせていたのに違いない!
それを、こんな小さな孫達が ・ ・ ・
さすがに、こんな姿を見せられると、
また違った意味での涙が ・ ・ ・
と同時に、
(初公開! 浮腫みがちで、不格好な手ですが・・・miopapaめの手です)
こうして数珠は握らさせるものの、手も合わせられない私
そんな私の思いや、お別れの気持ち、
本当に通じているんだろうか!?
と!?
2009-06-12 09:26
nice!(77)
コメント(41)
トラックバック(0)
何かとご不自由なお体ではお疲れでしたでしょう。
しばしの間、主役的モードになっても周りに明るさを与えてるのだと思えば気も楽なのでは。
by 旅爺さん (2009-06-12 10:48)
お悔やみのniceです。
気持ちはきっと通じていると思います。
by nyankome (2009-06-12 12:45)
ご冥福をお祈り申し上げます。
私も気持はちゃんと通じていると思います。
by k-sakamama (2009-06-12 14:01)
ご冥福をお祈り申し上げます。
by たいちさん (2009-06-12 14:24)
こんにちわ。
人として生まれ、いつかは一人で旅立つときが必ず来る、
でも73歳でのお別れはまだまだ早いですね。
謹んでお悔やみ申し上げます。
by mouse1948 (2009-06-12 15:48)
自分の理解者が逝かれるという現実は
つらいですね。ご冥福をお祈りいたします。
by aranjues (2009-06-12 15:51)
叔父様、まだお若いのに…。
きっと職人気質の苦労人だったのでしょうね。
今、そういう方、どんどん減っているので、
もったいないです。ご冥福を、お祈り致します。
by ラブ (2009-06-12 16:15)
誰かが言っていましたね。
「死ぬ」ということは「人生を生ききった」ことだと。
悲しむべきことではないんだと。
そう考えられるよう努力したいです。
by nikkin (2009-06-12 16:34)
儀式での形式的な形よりも、心が気持ちが大切だから。
miopapa様の気持ちは、ちゃんと伝わっていますよ。
叔父様のご冥福を心よりお祈りいたします。
by ささ (2009-06-12 16:35)
私の父よりお若いです。。。
お空に上がられるにはまだまだ早いですよね。
まっすぐに生きるのは難しい世の中。
芯の通った方だったんですねー・・・。
miopapaさんのお気持ちは届いてますよ。
心よりお悔やみを申し上げます。
by ゆっきぃ (2009-06-12 17:08)
叔父様のご冥福をお祈りいたします。
miopapaさんのお気持ちは間違いなく届いていますよ。
想う心は伝わりますもん。
by さえとあすみ (2009-06-12 17:36)
ご自分のよき理解者との別れ、73歳は早すぎ、ザンネンですね。私もいつ家族との別れが来るか分かりませんが、誠意ツパイ生きていきます。
by SilverMac (2009-06-12 17:39)
こんばんは^^
だんだん齢とともにそう言う機会が増えますね~人間《生きているもの》の宿命でしょうね。
亡き舅が『神は何でもお見通し』と言っていましたが、わたくしも
手があろうとなかろうと、合わせられようとられまいと、神は心をお見通しだと思います。
miopapaさんの心は通じていますとも~
それにしても73歳は早いですね~
by mimimomo (2009-06-12 18:18)
心よりお悔やみ申し上げます。
by nomame (2009-06-12 18:22)
満足できる生涯だったことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
by 斗夢 (2009-06-12 18:26)
叔父様のご冥福をお祈りいたします。
理解者であられる方とのお別れは寂しく悲しいですね。。
元気だしてくださいね。。。。
by rira (2009-06-12 19:00)
miopapaさんのお気持ち、通じているはずです。
何より想いがこもっていますから。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
by こぱんだつま (2009-06-12 19:05)
叔父様のご冥福を心よりお祈りいたします。
思いや気持ち叔父様にちゃんと通じていると思います。
by TERUTERU (2009-06-12 19:41)
ご冥福を心からお祈りします。
自分の周囲でもお世話になったり、気のいい人が早くに亡くなってしまう事が多く、残念に思っています。
想いはちゃんと伝わっていると思いますよ。
by Butch (2009-06-12 19:49)
いつもブログ読ませて頂いております
心優パパのhiroです
人の死(別れ)で思い 思い起こす事!
私も 自分の親父、お世話になった人など
考えさせられる事が多々有ります
生前に共にあんな事、こんな事 一緒にやってみたかった!!
父に関しては亡くなって10年近く経つのに未だに思います
miopapaじいじの叔父様のご冥福をお祈りをいたします
私にとってブログをとうして知り合ったmiopapaじいじには
心優が人に好かれる子に育つよう良きアドバイスをこれからも
いただけることを楽しみにしています
宜しくお願いします
by norihiro (2009-06-12 21:11)
勿論 通じていますとも・・・
でも73歳はお若いですね。
宮大工の取り組みや職業訓練学校の先生と
まだまだ活躍が期待されていたでしょうに・・・ 惜しいですね。
私や夫の兄弟たちが まさにその年齢です。
ご冥福を お祈りいたします。
by ララアント (2009-06-12 21:43)
大丈夫ですよ。
実際に手を合わせられなくても、
ちゃんと心は伝わっていると思います。
叔父様のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
by りょお (2009-06-12 21:45)
ご冥福をお祈り申し上げます。
by yukitan (2009-06-12 22:15)
こんばんは。
素晴らしい叔父様だったんですね。
こころからご冥福をお祈り申し上げます。
by yakko (2009-06-12 22:26)
叔父さまのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。
頑固一徹、素晴らしい棟梁だったのですね。 建築業に
携わる夫から、同じような棟梁に育てられた話を聞いて
います。 叔父様に育てられた職人さんが大勢いらっ
しゃることでしょうね。
最期までたくさんの生きた証を残していかれたお方、
尊敬します。 そんなふうに生きたい。
miopapaさんのお気持ち、もちろん叔父様に伝わって
いますよ。
by angel_heart (2009-06-13 05:38)
叔父さまには、参列してるmiopapaさん、
そして気持ちもちゃんと届いてると思いますよ。
生前に通った心はずっと行きてると思います。
叔父さまのご冥福をお祈り申し上げます。
by oko (2009-06-13 06:00)
しっかり届いていると思います。。。
by asahama (2009-06-13 06:25)
故人を語ることが何よりの供養でしょう。
「なんのために生きとる」って言える人物になりたいです。
電車の乗り降りなどをしている車椅子が邪魔に思うこともないわけではないのですが(余裕なく隙間もない場面もあるので)、ここを読んでいることで、邪魔に思ったりしないですみます。知らない「車椅子の人」じゃなく、心通う普通の人と見られるので。
by 春分 (2009-06-13 09:48)
ご立派な叔父様でいらっしゃったのですね。
自分もそう云われるような人間になりたいけれど、もう手遅れでしょう。
ご冥福をお祈りするナイスです。
by okko (2009-06-13 13:16)
理解者がいなくなる ということは寂しいものです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
by 風子 (2009-06-13 13:59)
はじめまして上野まり子です。
このような悲しい出来事にコメントして宜しいのか
迷いましたがとても良いお話だったので書かせていただく事にしました。
すでに遠い話になりますが私の祖父も大変厳しい人でした。
確固たる信念を持ち、曲がった事を絶対しない人柄
まさにそのような人間でした。
当時はその厳しさから逃げたい一身でしたが
大人になってみると本当の事を直球で話してくれる人はなかなかいなくなります。そのような人が最も良き理解者であることを実感します。厳しさは本物の優しさに裏打ちされている。
こうして書いていらっしゃる事こそ
手を合わせられなくともしっかりと伝わっていると言う事ではないでしょうか。
“上野君の人生の目的はそれだったのか?”
先日亡くなった写真家の一色一成氏が私に最後に残した言葉です。
<おまえは何のために生きとる!>
もう一度考えなければと実感いたしました。
長くなりまして失礼いたしました。
by 上野まり子 (2009-06-13 21:28)
世の無常さを思い知りやりきれなくなります。
お気持ちは必ず伝わっていますよ!
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
by まろり〜な (2009-06-13 21:28)
叔父さまがいなくなられて寂しくなりますね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
miopapaさんもお疲れのところ体調を崩しませんように。
by 水無月 (2009-06-13 21:39)
ご愁傷さまでございます、ご冥福を
お祈りいたします。
by やよい (2009-06-14 00:24)
ご冥福祈ります。
私は杖を離せず片手焼香で後ろめたさを感じる事ありますが心は通うじていると思います。
by ゆきゆき (2009-06-14 07:21)
素晴らしい人とのお別れは
ほんと・・・つらいものですよね。
亡くなってから、改めて
その偉大さを見せてくれた叔父さま。
そんな人に出会えたことは
一生の宝ですよね。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌
by Ryukoまま (2009-06-14 07:23)
充分通じていますよ♡
きっとお空の上で見守って下さる事でしょ~(>_<)
御冥福をお祈りいたします。
私事ですが
今月末まで自宅のリホーム関係で、バタバタしていて
何かとniceのみ御挨拶が多く成るかもしれません(>_<)
お許し下さいませ♡
by 甘党大王 (2009-06-14 09:40)
きっときっと、心は通じていくものだと思いマス。
どうぞお気落としなさりませんように。
ご冥福をお祈りいたします。
by つなみ (2009-06-14 18:51)
「車椅子で駆け付けている!」
もうそれだけで、どれほど叔父様が喜んでいらっしゃることか!
「絶対!」にちゃんと伝わっています!
ワタクシも車椅子の母と行動を共にするようになって、
日々新しい発見です。(大概は腹立たしい発見。。ですが-)
ある意味でmiopapaさんの1番の理解者でいらした
叔父様との永遠の別れ-。
ただただ「安らかに-。」と。
合掌
by 向日葵 (2009-06-15 01:08)
生きている方には通じなくともなくなった方には言葉にしなくても通じている。そう思っています。
by mei (2009-06-15 15:49)
故人を想う気持ちは、参列した誰もが同じ・・・
カタチだけじゃないと、私は思ってます。
ご冥福を心よりお祈りいたします
by はぴふる (2009-06-16 15:42)