普通に生きる ・ ・ ・ [育む]
今の取り組み/重度障害者の就労支援を始めて13年
当初は、成人を対象にすすめていたのですが
平成18年に自立支援法が施行され、
中で、就労継続・移行という文言のもとに急速な動きが始まって以降、
良い面から云えば、
そうした動きが、障害当事者の中に、
「働きたい!」 「働かなくては!?」 という意識の高揚につながり
様々な障害をもつ人達からの相談や応募が増えてきました ・ ・ ・
反面、
決められた訓練や研修を終えても、受入れ先/社会整備の遅れにより、
働くことが出来ない人達の存在/問題も大きく見えてくると同時に
そうした以前に、
重度の障害をもつ子の親御さんたちからの、
我が子の将来、誰一人として口にこそ出されないものの
親亡き後のことに対する不安や悩みには計り知れないものがあり
でも!
現行法では、何故か? そこが抜けていて ・ ・ ・
数年前から、そうした親御さんからの相談を受ける中
とにかく、自分たちでやれる、手のつけられることからと模索する中で
圧倒的に、一般的な子育てに終わっていた県の制度を利用し
昨年に続き今年も、重い障害をもつ児童ならびに保護者を対象とした、
「QOL向上のための学び・体験の場(塾)」を開催する中で
何名かの親かさん達から、
私達も頑張ってやるから、是非力を貸して欲しい!!
と、具体的な企画案まで差し出され
何時も、第一歩を踏み出すまでに時間のかかる私は
お母さん達の熱意に、尻を叩かれつつも、ついつい考え込みがちな中
先日、県内の特別支援学校とPTAの主催による福祉振興大会の中の
「地域との連携を目指す」と言う分科会に、
これまた、何故か? 助言者という、
自分でも驚くような立場で参加の機会をもらい、
行ってきましたが、
やはり、此処でのお母さん達の話し合いの中に出てくる切なる思いと、
きっと、我が子のことを思うが故に自然に生まれてくるものだと思うのですが
イザ! その場に立たせてもらってみると、
その、いったい、どこから生まれてくるの!? と云いたくなるほどの
熱い、あつい思いと心がヒシヒシと伝わってきて、
ともすると受け止めきれないくらいのプレッシャーと、
でも!!
やってみるかぁ~ ・ ・ ・
やらないとなぁーーーーー!!
と言う、とても熱いものが心の中に湧いてきて、
自分自身に踏ん切りがついたのと、とても良い刺激と勉強に ・ ・ ・
その時、会場に来られていた一人のお母さんから手渡されたのが
私も、少し前に知り、取り組みの中で是非一度見学に行きたいと思って居た
静岡県にある、重度障がいの子を持つ親さん達が立ち上げられた
「社会福祉法人 インクル富士」の取り組みを、5年間にわたり密着取材した
ドキュメンタリー映画の自主上映会の案内でした ・ ・ ・
その映画を、
13日の日曜日、早速観てきました ・ ・ ・
やはり映画の中でも・・・と言うか、
”インクルふじ ” を立ち上げられたお母さん達始め、
これまで相談を受けてきたお母さん達の、
我が子の、学校卒業後の生活の場/居場所と、
そこでのケアーのあり方/質を求める気持ちは共通していて
例え働くことが出来なくても、
自分の思い・心を大切にし、生き甲斐を見いだせる場所の大切さと、
笑顔一つしかかえせなくても、そこに人としての役割のあること、
生きていることが、周囲に力を与え大きな価値を生み出すこともある ・ ・ ・
親は子の幸せを願い 子も親の幸せを願い、
それが当たり前の、お互いに自立した生き方であり、そうならなくては ・ ・ ・
そして、
お金をもらうことだけが「働く」ことではない ・ ・ ・
と、とにかく
障害をもつ子だけでなく、
親や、周りで関わる行政や支援・指導の立場の人も含め
様々な角度/視線から見つめ・考えられるように捉えるられていて、
恐らく、
私のみならず、家族に何らかの障がい等のある人を抱えてみえる人や
福祉・教育・医療・リハ等々に関係のある人は
日頃、漠然としつつも、心の奥にしこっていた何かが、溶けていくような ・ ・ ・
私も、一緒に行った妻も、
いえ!
会場に来られていたお母さん達はじめ、
今回、講師としてとしてこられていた、当取組み/取材先の
中心的人物・存在でもある所長さんまでもが、
自分の所のことなのに、涙をボロボロこぼしてみえ、
(上映後の所長さんとのお話の中で判ったのですが、
映画の中に登場している子供達の中に、既に何人か無くなった子も・・・・・)
とにかく、言い表しようのない感動と、
この所、何かと挫折感にさいなまれ、投げやりになりそうだった自分の心に、
それが、まだ何なのかもつかめていませんが、
とにかく、 熱いもの を感じ、
早速、11/30日に見学をお願いして帰ってきました ・ ・ ・ ・ ・
----------------------------
※ この映画については、
少し前から親しくさせて頂いています
☆ 星に願いを ☆ の MADONNAさんが、
とても解り易くご紹介頂いていますので、
是非、
http://madonna-dream.blog.so-net.ne.jp/2011-11-15? niced=1&time=1321679650
へ!!
----------------------------
ドキュメンタリー映画 「普通に生きる」 を制作した
” マザーバード ” のHp
http://www.motherbird.net/~ikiru/
※ 検索 「普通に生きる」 からもみられます。
-----------------------------
《 今日の時計 》
映画を上映した特別支援学校の受付の壁に掛かっていた時計
当初は、成人を対象にすすめていたのですが
平成18年に自立支援法が施行され、
中で、就労継続・移行という文言のもとに急速な動きが始まって以降、
良い面から云えば、
そうした動きが、障害当事者の中に、
「働きたい!」 「働かなくては!?」 という意識の高揚につながり
様々な障害をもつ人達からの相談や応募が増えてきました ・ ・ ・
反面、
決められた訓練や研修を終えても、受入れ先/社会整備の遅れにより、
働くことが出来ない人達の存在/問題も大きく見えてくると同時に
そうした以前に、
重度の障害をもつ子の親御さんたちからの、
我が子の将来、誰一人として口にこそ出されないものの
親亡き後のことに対する不安や悩みには計り知れないものがあり
でも!
現行法では、何故か? そこが抜けていて ・ ・ ・
数年前から、そうした親御さんからの相談を受ける中
とにかく、自分たちでやれる、手のつけられることからと模索する中で
圧倒的に、一般的な子育てに終わっていた県の制度を利用し
昨年に続き今年も、重い障害をもつ児童ならびに保護者を対象とした、
「QOL向上のための学び・体験の場(塾)」を開催する中で
何名かの親かさん達から、
私達も頑張ってやるから、是非力を貸して欲しい!!
と、具体的な企画案まで差し出され
何時も、第一歩を踏み出すまでに時間のかかる私は
お母さん達の熱意に、尻を叩かれつつも、ついつい考え込みがちな中
先日、県内の特別支援学校とPTAの主催による福祉振興大会の中の
「地域との連携を目指す」と言う分科会に、
これまた、何故か? 助言者という、
自分でも驚くような立場で参加の機会をもらい、
行ってきましたが、
やはり、此処でのお母さん達の話し合いの中に出てくる切なる思いと、
きっと、我が子のことを思うが故に自然に生まれてくるものだと思うのですが
イザ! その場に立たせてもらってみると、
その、いったい、どこから生まれてくるの!? と云いたくなるほどの
熱い、あつい思いと心がヒシヒシと伝わってきて、
ともすると受け止めきれないくらいのプレッシャーと、
でも!!
やってみるかぁ~ ・ ・ ・
やらないとなぁーーーーー!!
と言う、とても熱いものが心の中に湧いてきて、
自分自身に踏ん切りがついたのと、とても良い刺激と勉強に ・ ・ ・
その時、会場に来られていた一人のお母さんから手渡されたのが
私も、少し前に知り、取り組みの中で是非一度見学に行きたいと思って居た
静岡県にある、重度障がいの子を持つ親さん達が立ち上げられた
「社会福祉法人 インクル富士」の取り組みを、5年間にわたり密着取材した
ドキュメンタリー映画の自主上映会の案内でした ・ ・ ・
その映画を、
13日の日曜日、早速観てきました ・ ・ ・
やはり映画の中でも・・・と言うか、
”インクルふじ ” を立ち上げられたお母さん達始め、
これまで相談を受けてきたお母さん達の、
我が子の、学校卒業後の生活の場/居場所と、
そこでのケアーのあり方/質を求める気持ちは共通していて
例え働くことが出来なくても、
自分の思い・心を大切にし、生き甲斐を見いだせる場所の大切さと、
笑顔一つしかかえせなくても、そこに人としての役割のあること、
生きていることが、周囲に力を与え大きな価値を生み出すこともある ・ ・ ・
親は子の幸せを願い 子も親の幸せを願い、
それが当たり前の、お互いに自立した生き方であり、そうならなくては ・ ・ ・
そして、
お金をもらうことだけが「働く」ことではない ・ ・ ・
と、とにかく
障害をもつ子だけでなく、
親や、周りで関わる行政や支援・指導の立場の人も含め
様々な角度/視線から見つめ・考えられるように捉えるられていて、
恐らく、
私のみならず、家族に何らかの障がい等のある人を抱えてみえる人や
福祉・教育・医療・リハ等々に関係のある人は
日頃、漠然としつつも、心の奥にしこっていた何かが、溶けていくような ・ ・ ・
私も、一緒に行った妻も、
いえ!
会場に来られていたお母さん達はじめ、
今回、講師としてとしてこられていた、当取組み/取材先の
中心的人物・存在でもある所長さんまでもが、
自分の所のことなのに、涙をボロボロこぼしてみえ、
(上映後の所長さんとのお話の中で判ったのですが、
映画の中に登場している子供達の中に、既に何人か無くなった子も・・・・・)
とにかく、言い表しようのない感動と、
この所、何かと挫折感にさいなまれ、投げやりになりそうだった自分の心に、
それが、まだ何なのかもつかめていませんが、
とにかく、 熱いもの を感じ、
早速、11/30日に見学をお願いして帰ってきました ・ ・ ・ ・ ・
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※ この映画については、
少し前から親しくさせて頂いています
☆ 星に願いを ☆ の MADONNAさんが、
とても解り易くご紹介頂いていますので、
是非、
http://madonna-dream.blog.so-net.ne.jp/2011-11-15? niced=1&time=1321679650
へ!!
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ドキュメンタリー映画 「普通に生きる」 を制作した
” マザーバード ” のHp
http://www.motherbird.net/~ikiru/
※ 検索 「普通に生きる」 からもみられます。
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《 今日の時計 》
映画を上映した特別支援学校の受付の壁に掛かっていた時計
病気をしないと「無事」が一番幸せだいうことが分からないですね。
by Silvermac (2011-11-21 06:12)
お早うございます。
熱い想いが伝わってきます・・・
by yakko (2011-11-21 08:44)
miopapaさんへ
切ない思いが伝わってきました。
この記事そのまま転載してよろしいでしょうか?
現実の問題をたくさんの人に知ってもらうことが大事ではないでしょうか。
できる範囲で輪を広げることに協力したい。
同じ問題は日本の一番東である釧路や根室にもあるはず。
勝手に数日中にアップ(紹介)したいと思います。(笑い)
by ebisu (2011-11-21 12:05)
何かコメントを書かなくちゃいけない、と思いながら、胸熱くなって書けない不思議な自分を、初めて発見しています。
ゴメンナサイ。
by okko (2011-11-21 14:04)
誰もが「生きがいを見出せる場所」づくりこそ
社会の原点だと私も思います。
by 長森建設 (2011-11-21 14:42)
普通に生きる幸せ、最近自分で『わがままが出てきた』と思うことがしばしば・・・
miopapaさんのブログを読ませていただくとわたくしは実に『贅沢を言っている』と思えます。
友人にも重度障がいの子を持つ人がいて、やはり親の死後を一番案じているようです。
良い制度は生み出せないものですかしらね。
miopapaさんもよく頑張っていらっしゃいますね。
それが報いられますように。
by mimimomo (2011-11-21 19:20)
>例え働くことが出来なくても、
自分の思い・心を大切にし、生き甲斐を見いだせる場所の大切さと、
笑顔一つしかかえせなくても、そこに人としての役割のあること、
生きていることが、周囲に力を与え大きな価値を生み出すこともある ・ ・ ・
同感です・・
人は、意味を持っていかされているのだから・・
by あーちゃ (2011-11-21 20:49)
胸打たれ、目に熱いものが。。
なんと言ったら良いのか。。。。。。。
ワタクシも身近に「母」と言う要介護度4の者が居なかったら、
「一生わからないまま」で居たかもしれません。。
「想像」はしてもー。。
「想像」と現実は実にシビアに違いますものね。。
by 向日葵 (2011-11-21 22:09)
↑ 記事の最後の URL が「2つ共」、errorになって表示されません。
ワタクシだけかしらん・・・???
by 向日葵 (2011-11-21 22:13)
ご活躍、御尊敬申し上げます。
miopapa様 MADONNA様の闘いの記事を拝見すると
私の障がいで苦労した亡き両親の優しい顔が思い浮かびます。
by ディブ松本 (2011-11-21 22:46)
マドンナさんのブログを拝見してきました。
男の子(まこちゃん)といっても 青年期になって
母親が関われないことも出てきて でもお父さんがきちんと
関わっておられる素敵なご家族ですね!
近所で私が関わっている35歳になる女の子(?)は反対に
父親に全部任せられないから"大変"と友人は嘆いています。
miopapaさんの熱い思いが叶えられますように。。。
by ララアント (2011-11-21 23:08)
私の勤め先のミッション=ヒューマンサービス。
miopapaさんの思いが正にそれではないでしょうか。
上手く説明ができないので、コメントがこんな形になってしまいますがお許し下さい。
by SUMAKO (2011-11-23 00:02)
ブログのご紹介をありがとうございます♪
記事のアドレスは ↓です。
http://madonna-dream.blog.so-net.ne.jp/2011-11-15
子ども達が高等部を卒業した後のこと・・
そして 子ども達が 仕事を卒業していく日のこと・・
その後のことを その時、そのと時に思いをはせるとき
自分の手が届かなくなる日が来るのだと・・
そう思いつつも・・
その後のことを考えると 映画の「海洋天堂」を思い起こしてしまいます。
支援の必要な人達に 支援ができる社会が作れるように まだまだ歩みを止められませんね・・・
寒い冬がやってきます。けがをした後がつって痛い感じです。
自分がけがをして初めて感じる事 知ることが多くあります。
by MADONNA (2011-11-23 17:48)
ワタシも介護の勉強してなければ障害を持つ子の
自立支援とかQOLの向上とかちんぷんかんぷんでした・・・
映画が一般公開され、その熱い思いが日本中、いや、世界中の人に伝わりますように(^o^)丿
by 吟遊詩人41 (2011-11-23 18:41)
nice! をたくさん、ありがとうございました。
今日の石和行き、往復のお供に、以前買わせて戴いた
「ブレイブウォーカーズ」を久しぶりにもう一度拝読。。
改めて感じ入るところが多く、「普通に生きる」ことが
如何に恵まれたことで、大変なことか、
しみじみ思い知りながら帰って参りました。
miopapaさん達と、ワタクシの母の場合とでは、
また、何もかもがいろいろと違って来ますがー。。
僭越ながら、ワタクシも、母の介護を通して、
「普通に生きる」ことに対する見方が幾分変わったように思います。
by 向日葵 (2011-11-25 00:44)
何故か涙の出る時もあります。
誰もが何もなく、楽しい楽しい・・・と
暮らすことも出来ないかも知れない・
なんて考え、周りの助けを借りながら
元気でいます。
何よりの奥様、お大切によろしく
申し上げてください。
by 絵かきさん (2011-11-25 10:38)
「普通に生きる」けっこう重い言葉ですね
社会の中で自分の居場所があるのは重要なことですね
by スミッチ (2011-11-26 19:49)