感動！ でも、もどかしさと苛立ちが ・ ・ ・

２週間ほど前の土曜日、
店頭に飾る鉢植えの花を買いに、ＪAのファーマーズマーケットに　・　・　・

この暑い時期、なかなか良い花がみつからずウロウロしていると
目の前を、何処かで見たことのある男の子が　・　・　・　

？ ？ ？
　　　　　　

　　　　以前少しご紹介をしました、
　　　　昨年の夏、障害をもつこと親さんを対象に開催した
　　　　　　「夏休み Q-up 塾」開催　 [育む]　　
　　　　　　　　　　　http://kids-dream.blog.so-net.ne.jp/archive/20110915
　　　　に参加してくれ、何故か学校では教えてもらえないが、就職の時のことを考えて
　　　　情報処理の試験を受けたいから教えて欲しい・・・と頑張っていた
　　　　特別支援学校の高等部に通う、俳句の大好きな男の子

　〇 〇 君、こんにちは！　元気だった？

　あっ、miopapa さん ！
　　　去年の夏休みにはお世話になりました。
　　　　　　ｍｉｏｐａｐａ さんもお変わりありませんか！？

ふと見ると、胸に”実習生”と書かれた名札が付いていて、こちらが訪ねる間もなく

　今、こちらに職場体験実習でお世話になっているんですよ！

と言いつつ、彼の目が　　何となく困ったような落ち着かない様子に
よくよく見ると、どうもお客さん／二人の買い物に来た女性を案内している途中だったようで

　アッ！　ごめん、ご免！　気付かずに　・　・　・

　イエ！　声を掛けて頂いて　有り難うございます！
　　　それでは、また　・　・　・
　　　　　　　　　　　　　　失礼します！！

と言うや否や向きを変え、

　お待たせして申し訳ありませんでした。　それでは、どうぞこちらへ　・　・　・
　
その、私への挨拶だけでなく彼の見事なまでの対応ぶりに、
彼と出会えた嬉しさも吹っ飛び、
状況も判断しないで声を掛けてしまった自分の軽率さに嫌悪感を覚えると同時に
きっと、彼の影響によるものだと思うのですが
思わず、こちらも、自然にお客さんに頭を　・　・　・

　　　この彼の障害？は”てんかん”と言うことですが、
　　　彼のお母さんによると、
　　　確かに小学校低学年の頃までは時々発作が起きていたようで、それ以後は
　　　本人や家族のメンタルコントロールと言えばいいのか、殆ど無くなっていたようですが
　　　中学になる時、地域の学校の理解不足から受け入れを拒まれ、支援学校に　・　・　・
　　　
この彼をみていて、
上記のＵＰの中でも書いた女の子の時も感じたのですが、
障害をもった子ども達が就職を考え、試験に臨んだ時、
殆どの子ども達が、緊張し、充分に自分の思いを伝えるすべをもたない中で
日常生活の場では自然に出てくる、こうした優れた面が発揮できないばかりか、
短い時間の採用試験、特に面接なんかにおいては、
こうした本当の姿が見てもらえ、見抜いてもらえればいいのですが
云い方は悪いかもしれませんが、
まだまだ障害や障害者に対する知識や情報を持ち合わせていない雇用主・担当者が多く
目に見える身体的な部分や受け答えの部分に目が行き、
安易に判断されるケースもないとは言えず、とても残念で歯がゆい思いを　・　・　・

そうした中で、この彼と同じような”てんかん”の人達のおかれている現状と
彼のように支援学校しか受け入れてくれない教育の現場の理解と、
そして、決して支援学校に対して偏見がある訳ではありませんが、
この彼のように、発作さえ起きなければ立派に人と接し、働き暮らしていけるのに
支援学校に行った／行かされた？が故に、
就職を考えた時、障害児者としての就職の道／選択肢しか与えられなない現状に
大いなる疑問と、無性に もどかしさ と 苛立ち を　・　・　・

と思うと同時に、
最近、内の若いメンバーの中に、少し仕事が出来るようになると基本が何処かへ行き、
納期に対する意識や、解らない時などに、こちらから声を掛けない限り
自分の方から連絡をしたり質問･問い合わせ等もしてこない　・　・　・　
そのくせ、
そうした人に限って飲み食いや遊びの場などへは、
忙しいとか体調が　･　･　とも言わず、むしろ積極的に出ていく　・　・　・　
当然のことながら、都合が悪くなると近寄ってこなくなるから
これまた分別なく、始末が悪い　・　・　・

それどころか、
身近に話しやすい存在があると、その言い訳や逃げ場を求めるかのように
そこで愚痴混じりに話し、こちらに伝わる事を期待しているケースも　･　･　･
こうした場合、伝わらない方がましで、仮に伝わったとして、
そこに、その存在の思いなどが働き、違うニュアンスで伝わった時には　･　･　･　

実際に、これまで何度もそうした思いを実感しているだけに
そうした存在にも困ったものだが、
自分の置かれている立場や、やるべき事の範囲を逸脱していても解らず
直ぐに安易な方へ方へと走りたがる若い人達に
果たしてどう接することがベストなのか、正直、悩み、迷い、戸惑いを感じると同時に
そんな人達に、
今回逢うことの出来た彼の、あの生き活きとして素敵だった姿を
是非とも見て欲しいし、見せたい！　煎じて飲ませたい！　気さえしている中

先週の木・金曜日、急きょ業務確保に向けての営業と情報収集のため東京へ　・　・　・

この所の蒸し暑さの中、移動時と冷房の効いた室内との温度差に、
体温調節が出来ない身体が付いていかず、
おまけに、知らない所での緊張と強行スケジュールの疲れからか
夜、ホテルで血尿、次の日もなかなかオシッコが出ず、
普段から無いはずの、ないことが正常なのに肩筋に冷や汗に近いものがあり
でも、こちらから前もって都合を付けてもらった先ばかりで断る訳にも　・　・　・、

そんなこんなで、
今の取り組みを始めて１５年、
これまでは絶対に思ってはいけない！と自分に言い聞かせ
また、思わないように心がけていた気持ちの中に、大変恥ずかしくて情けないことですが、
　
　俺、こんな思いまでして何の、誰のために　・　・　・

と言う思いがフッと頭をもたげ、
　　　　そんな自分への嫌悪感と体調不良から
　　　　　　　　　帰りの新幹線での二時間の何と辛くて長かったこと　･　･　･


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　　《 今日の時計 》

タグ：情報処理の試験 就職 障害 夏休み Q-up 塾 ＪＡのファーマーズマーケット 特別支援学校 実習生の名札 職場体験実習 てんかん メンタルコントロール 血尿 体温調整 新幹線

コメント 18

おはようございます＾＾
いろいろお疲れ様でした。
世の中、なかなか思うようにならないものですよね。
実習生として働いている男の子、一所懸命頑張っているようで
よかったですね。そう言う子がいてくれると、ほんと、救いです。

その後体調はどうせしょ。ご自宅へ戻られて
体調も良くなられましたか。
お大事になさってくださいませね（＾＾
by mimimomo (2012-07-12 09:12) 

お早うございます。
職場体験実習生さんのお話、良いお話でした。
体調不良、大変でしたね〜〜〜　どうぞ、お大事に !
by yakko (2012-07-12 09:25) 

うんうん、と何度もうなづいてしまいました。
by mei (2012-07-12 10:34) 

感動ともどかしさ。

そういうことがあったんだね・・。

確かに障害があると、受け入れ先側も
構えてしまうのかもしれないね。

もしも事故があった場合、具合が悪くなってしまった場合
発作が起きてしまった場合・・などなど
どう対処してよいのかというのが
先に経ってしまうのかもしれない。

とくに、事なかれ主義の今の教育現場。
（はっ、過激発言だったらごめんなさい）

もっとさ、miopapaのように一人一人のいいところに
でっかい目とでっかい耳を向けてほしいよね。

がんばっているんだもんね。

その反面・・・

>俺、こんな思いまでして何の、誰のために　・　・　・

そういう場面はつらいよね。
無理に思わないようにしようなんてことは
思わないほうが絶対にい！

心身ともに疲れちゃうよ。

でもでも、miopapa。
実習生の子が気持ちよくお仕事をする姿を見れて
気持ちが救わてよかったね。
うれしいよね＾＾

まずは御身が大事。
絶対に無理は禁物だよ。



by Ryukoまま (2012-07-12 11:10) 

姪の子どもがてんかんです。中学校は養護学校へ行くことになるとか。体は大きくなり、聞き分けの良い子に見えます。が、ひとたび発作が起きると人が変わってしまい、2重人格のように乱暴になるそうです。平常に戻ると母親に何度も謝るので、子どもを連れて死のうかと思った気持ちがその時は消えて、また発作に親子で耐え続けているという繰り返しだとか。介護の仕事を選んだ姪の気持ちが痛いように分かります。障害を持つ子どものことを理解する人を増やすことは姪のような母親をも救うことになる。と私は考え、親子に寄り添ってあげたいと思っています。
by さきしなのてるりん (2012-07-12 11:43) 

「こんな思いまでして何の、誰のために　・　・」
体調は他人からはわかりませんから、無理をしすぎないように。　
でも、必要とされてるなら頑張りがいがある！

by koto (2012-07-12 12:03) 

昔障害を持つ人と知り合いでした。そんなにヒドいものではなかったんですが、彼と話していると、その障害を利用して上手く甘えているのが鼻について来ました。この記事の彼を見習えと言いたいです。
体調不良はシンドイですよね、お大事にして下さい。
by コンブ (2012-07-12 20:27) 

私の町では、地域の学校の受け入れが進んでいます。
障害があっても、支援の制度がありますので、特別支援クラスや一般クラス（介助もある）に、入ることができます。
てんかん発作があると、車の免許も取りづらく、また、さまざまな偏見もあるので、就職も大変です。
でも、きっと、そんな病気も、含めて、受け入れようとする企業があるはずです。
障害者枠などもあります。が、なかなか、大変な現実もあるようです。
papaさんの取り組み、多くの保護者や子供さんが、感謝していると思います。１５年は、とても、長い年月。素晴らしいですね。
お身体、大切になさってくださいね。
by スイミングママ (2012-07-12 20:35) 

本当にお疲れ様です。
miopapaさんには敬服しかありません。

神様ではないのですから、自然に沸き起こる
感情を恥じ入る必要はないと思いますよ。

ちょっと今回は、軽々しくコメントできない内容
ですが、miopapaさんのような方が存在する
限り、明るい未来が開けてくることを確信でき
ますのでありがたいです。
by なん太郎 (2012-07-12 21:19) 

何をどうコメントしたものか・・・？

今の日本のいろいろな問題をかなり含んでいますね。

現場におられると、とても「ここ」には書ききれない諸々が
おありなのだろう、とは思いますが、

miopapaさんご自身の感情や健康面を、もっともっとお大事に
されて下さい。

なんだか通り一遍のことしか言えなくてすみません。。
by 向日葵 (2012-07-13 04:50) 

多病で生きていますが、成る可く前向きに生きるつもりです。
by Silvermac (2012-07-13 06:29) 

チョット、バタバタしてしまって、コメントを残さずに済みません。

お見舞い有難うございました。入院に関してはワタシの方が経験豊富なので？　主人の気持ちもよく分かりますが、何処が痛いとか痒いとかいうことではなく、点滴だけで様子見。まあ、それも退屈極まりない、病院に居るという雰囲気が耐えられない、訴え続けております。来週中には帰宅できる予定です。

papaさんは、大勢の人のために生きておられるのです。嫌悪感などに襲われないでください、お願いします。
by okko (2012-07-13 16:16) 

良いお話であり、考えさせられました。


by mykaira (2012-07-14 08:46) 

こんな思いまでして・・何のために・・・と私も思ったことが何度もありました・・・
義務感で・・とか　周りに期待されるから・・だと　気持ちに無理がでて続かない気がします・・

自分がやりたいからやっている・・じゃないと続かない気がします。

私なんて、何度も　前のめりにつんのめって　こけながら歩いています。

障害のある人への理解は　一番努力が必要なのは　親なんでしょうと思います。
でも、何でも　学校がやってくれない　誰かがやってくれないかな？と　他人任せの人が多いですね・・・

学校がやってくれないから　なんとか探そう・・と
がんばっている親御さんの家庭は　子ども達のかもしだす雰囲気が違う気がします・・・
by MADONNA (2012-07-14 12:21) 

こんにちは（*´▽｀*）♪
ご訪問してくださり、ありがとうございますm(_ _)m

どのようにコメントしていいのか、分からないですが、
色々な問題を抱えられて、大変な思いをされているのに、
miopapa さん のように光り輝いて、前向きに進んでいる方がたくさんいます。

でも、そういった方々の支援体制は日本はまだまだ後進国
(-_-#)
家族の愛情と姿勢が、明暗を分けているのも現状。
理想と現実があるのも事実。

大変だと思いますが、ムリされず健康には充分気をつけられて、前に進んでください。



by くるめっち (2012-07-16 13:44) 

解りますね～
いろんな人のいろんな行動
そしてｍｉｏｐａｐａさんのいらだたしさも。。
これって、極端な話　育て方と教育に尽きるように思いますが、、、
偉そうには言えないですけど。

血尿まで、、あまり無理なさらず　体と相談しながら！ですよ。
by 風子 (2012-07-17 17:23) 

(^^)、、ガハハ、、、♫
デスデス、、、、けど、、お歳のせい<(_ _)>、、か？
、、、なんか？('_')

「愚痴」っぽい、、、、、、、ンと、、、は、言いませんが、、、、
ハイ！ごもっとも、、、細かいトコにも、、眼が～♫、、^^;デスゥ

少し、「気楽」に、、、ですよ、、、「直にして和」☜(・・;)、、。
余計な事考えず、、穏やにですヨ、、、pAPAさん～!(^^)!

by の (2012-07-17 18:43) 

okkoさんのところより お邪魔させていただき
拝読させていただきました。
ご無理のありませんようにと・・・エールを！
by お茶屋 (2012-07-19 17:42)