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原点 ? に戻ってよ!! [働く為に ・ ・ ・]

原点?に戻ってよ!!

11月 3日 (日) 、福祉工房「Kid’s Dream」にいると、
ご自身も障害をもたれているのに、
お母さん(80才を越えられる)が、週3回透析に通わなくてはならないようで、
その都度、付き添ってこられ、待ち時間にいつものぞいて下さる A さんが ・ ・ ・

色々お話しをする中で、
ご自身も、これまでに困られたことがあり、
今は、「ヘルプマーク」の普及に力を入れてみえるようで、
ポスター等の普及・啓発グッズを頂いた。

早速、狭い部屋の少し湾曲した壁に ・ ・ ・

ヘルプマーク.JPG
忘れてた! 
     ここに戻れば良いんだ!と、

貼ってもらっている時、
    ふと以前から貼ってある隣のポスターに目が ・ ・ ・

今、マスコミはじめ当事者間でも紛議している国/省庁における
” 障害者雇用の水増し” 問題のことを、
忘れかけてた自分への反省もしつつ思いだしました。

このポスター、
確か、 ATARIMAプロジェクトの中で2010年の3月頃にオリジナルポスターとして作られ、
全国の関連機関や団体、希望・賛同先等に配布されたもの。

http://www.atarimae.jp/event/poster/

で、当時私は、ポスターのモデルの藤沢真理子さんの写真の横に書かれた

「会社員になりました。」
と微笑むと
家族も先生も
みんな泣いた。

言葉と、ポスターの中央に、
1 通の白い角封筒が貼り付けられていて、封を開けると、
真理子さんが学校を卒業し、18歳で就職したときに、
お母さんが真理子さんに宛てて送られたと言うメッセージが ・ ・ ・

その手紙を読んで、思わず涙ぐんだのは、決して私だけでは ・ ・ ・

今、私たち障害者の福祉や就労に対する国の施策が増える中
今回のような意識・理解???の言葉では言い表せないものを感じると同時に

国も、私たち当事者も、そして事業主?
 お叱りを受けるやも知れませんし、
      私の理解不足・懸念によるものなのかも知れませんが
 ATARIMAのポスターの雇用企業はじめ、
 大半の企業が真摯に努力を惜しまず取り組んでもらう中
 本来は、企業の蓄積された雇用のノウハウ活用を求めて
 支援参入の対象枠が拡げられた筈なのに
 残念ながら、ある業種の、ホンの一部の企業により施策・制度の隙間を衝き、
当事者の社会参加、自立の支援より利益優先と思える取り組みが
 進んでいることが気になりますが ・ ・ ・

このポスターのように、仮に企画・演出で過度/上手すぎるかもしれませんが
これが作られた当時、こうした考え方・表現の出来る人達が何処かにいたはずで
そうした人達と、もう一度原点に戻り、
雇用率の未達成、水増し・・・に終始することなく
真に障害者個人の意思と能力
(単に頭脳面だけでなく、働く、生活をする上での全ての要素)を理解し
社会の中に、一人の人間としての居場所を確保できるような支援の取り組みを

始める時なのかも?
   始めるべきでは!?



※ ヘルプマークについて
  http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/helpmarkforcompany/


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