SSブログ

喜怒哀楽 of Last Week - ② [日々、あれこれ]

※ 今日の、
   blog ご無沙汰中の出来事の紹介は
   敢えて言うなら <喜> <哀>
      ほんのチョッピリ <哀愁> もかな?

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

9月29(土)-30日(日)
埼玉県の越谷にある県立埼玉大学で開かれた
「第32回総合リハビリテーション研究大会」に、
分科会のパネリストとして参加の機会を頂き行ってきました。

この催しは、
1977年(私たち夫婦が結婚をした年で、もちろん今の障害とは無縁でした。)
その当時、我が国のリハビリテーション分野で活躍されていた先生方により、
「リハビリテーション交流会」の名の下に立ち上げられ、
10年後、現在のような研究大会として、広く関心のある参加者に
門戸を開き開催されるようになりました。
そうした経過の中、幸か不幸か事故で障害を負った私は、
当時は、この大会がどういうものかのかも理解し切れていないまま
過去二回程、分科会等において話をする機会も頂いたことも ・ ・ ・

266-1 リハ大会.JPG

今大会では、
~ リハビリテーションのいま・そして・交流 ~のもと、
基調講演では、埼玉大学学長の佐藤進先生のほかに
国際リハビリテーション協会R I ”ヴィーナス・イラガン”事務総長

266-2 ヴィーナス・イラガン.JPG

や、
”ドナル・マカナニー”欧州リハビリテーション協会EPR上級顧問

266-3 ドナル・マカナニー.JPG

氏等の熱のこもった話を聞くことが出来ました。

初日には、夕方6時より参加者による交流会もあり
場所が場所だけに、アルコール類抜きで、名刺交換と共に
あちらこちらで話の輪が ・ ・ ・

そんな会場となった学生食堂の柱の一本に、

266-4 福原愛のサイン.JPG

何故か、あの卓球の”愛ちゃん”こと
            ”福原愛選手”のサインプレートが ・ ・ ・


私にとって、会場である県立の埼玉大学は
受傷後間もない第17回の会場でお会いして以降、事あるごとに
ご指導を頂き、また大変懇意にして頂いた故・丸山一郎先生が
開校にご尽力されたところでもあり、
その場所で、
10~15年ぶりに、以前から大変お世話になってきた方々と
お会いすることが出来たり、
機会が有れば是非一度はお会いしたいと願っていた、
例えば、障害者の職業リハ分野で尊敬する朝日先生始め
本当に多くの、著名な先駆者的立場の方々とお会いすることが出来
最高の一日となりました ・ ・ ・

そんな訳で、まずは<喜>のご紹介まで ・ ・ ・

翌日は、
台風が関東地方に接近している影響による雨の中
朝9時30分より、3つの分科会に分かれて、熱心な議論が ・ ・ ・
そんな中、
「リハビリテーションの現状と交流」をテーマの分科会の
グループ ① 「リハビリテーションと障害者の権利」において、
かなり重めで、十分に消化し切れていないテーマの中で、私も
「当事者から見たリハビリテーションと就労支援」について話を ・ ・ ・
ここでも、
もう15年来、公私共にお世話になっている筑波大学の特任教授の
奥野英子先生と、同じディスカッションの席に ・ ・ ・

恐れ多いこととは思いつつも、これまた<喜>

お昼を摂りに外に出ると、
故・丸山一郎先生の思い入れの校舎

266-5 埼玉大学01.JPG

コンクリートの打ちっ放しと、鉄骨とガラスの組み合わせ ・ ・ ・
 ユルーイ土地のりを利用し、建物間/二階を鉄骨の通路で結んだ
  実に見事なデザインのキャンパスに目を楽しませてもらうと同時に、
夏休み中にもかかわらず、部活をしている学生さん達の顔が
 向学心に燃え、何となく輝いているように感じられ、羨ましくもあり、
   何かしらホッとするものを感じずにはおられませんでした ・ ・ ・


そんな思いで校舎内の通路を歩いていると

266-6 埼玉大学02.JPG

夏だとばかり思っていた私たちの目の中に、
台風混じりの横殴りの雨と風に運ばれてきたのか、
沢山の小さな 落ち葉 が ・ ・ ・

沢山の、風に舞う落ち葉を見ると
まだまだ蒸し暑さを感じているにもかかわらず
心の片隅で、何となく、しみじみとしたもの悲しさとでも言うのか
            <哀愁>のようなものを感じずには ・ ・ ・

         
         
         

そして、最後に一番感じたくなく、語りたくない<哀>について ・ ・ ・

それは、
今回の大会を始め、他の同じような専門分野における催しにおいても
最近、参加する度に感じることは、
この道を志している若い専門職や学生の参加者の少ないこと ・ ・ ・
勿論、こうした学会や催しが
若い人達に魅力を感じさせないようになっているのかもしれませんが
少なくとも、ここに行けば
学校や日々の現場では学べないようなことや、
この分野を切り開いてこられた、簡単には出会うことの出来ないような
気軽に声掛けの出来ないような先人/先輩達に出会えるのに ・ ・ ・
ちょっとした向学心が有れば、学ぶことがゴロゴロしてるのに ・ ・ ・

何故なんだろぉーーー
     惜しい!!  もったいない!!

こう感じてしまうのは、
         私だけなんだろうか ? ? ?








nice!(80)  コメント(21)  トラックバック(0) 

nice! 80

コメント 21

たいちさん

有益な研究会への参加おめでとうございます。
by たいちさん (2009-09-04 10:42) 

wakaya

とても美しいキャンパスですね。
私はもう若くはないですが(-_-;)、
miopapaさんのブログを通して
障害者の方やリハビリの現状について学ばせていただいています!
by wakaya (2009-09-04 11:11) 

たなか

こんにちは。
このような催しは、あまり若い方は重要に思わないのかもしれませんね。
もう少し歳をとると、例え専門職についていなくても、自分の親の介護などをする必要が出てきたときに、参加しておけばよかったなぁなどと思うのかもしれませんね。
by たなか (2009-09-04 14:25) 

真凛

大学って通ったことがないので、このようにキレイな作りなんだなぁと関心させてもらいました。
障害者の方と言っても、私の場合聾唖の方との付き合いはありますが、その他の方たちとは付き合う機会すらありません。
知的障害者の子供を持つ母親の方たちとはボランティアで
お付き合いがありますが、なかなかつっこんだ話はしていいものか・・・難しいと思うこの頃です。
by 真凛 (2009-09-04 16:52) 

空飛ぶ食欲魔人

いつもご訪問ありがとうございます。
残念ながら・・・今の健常者である若者の99%近くは、
“人に対する思いやりの心”なんざ持ち合わせておりません。
大体・・・満足に“躾けられているのもほとんど“皆無”です。
当社から巣立って行った一人の青年がいますが、彼の言い分は
“人から感謝されたい”それで介護の専門校へ通い出しました。
人の生き方をとやかく言える義理ではないのですが、ちょっと考え方が違うと思います。“人に感謝される仕事”ではなく、心から温かく接し、献身をして得られる最大の賛辞だと思います。
また・・介護をされる方の手当(お給料面)も現行では、安すぎるような気がします。国がそれなりのシステムを構築しなければなりませんが、残念なことに・・・彼らの目線の多くは“健常者目線”です。
これが・・悲しいかな“この国の現状”です。
まあ・・あと何年。技術者として“住みよい街づくり”に貢献出来るか解りませんが、私が携わる施設等は、“誰でも安心して利用”出来るモノを作っていきたいと思います。
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-09-04 18:00) 

tateichi

近年は大学でも専門学校でも、社会福祉などの専門科目がかなり増えているのですが、少子化のせいなのか、全体的に向学心が欠如しているのか、昔のように参加型の学習をしなくなったようですね。

越谷には私の先輩の弟さんが住んでいて、24年前に不慮の事故に遭い頭を強く打って、現在も強い障害が残ったままです。奥様が車の免許を取って細やかな介助をしています。私が行くと悦んでくださるので、東京にいた頃はよく伺っていました。

過日、私のブログに書いたドクターの日記です。
http://atticus.blog.ocn.ne.jp/boaboa/2008/02/post_83eb.html
by tateichi (2009-09-04 18:49) 

mimimomo

こんばんは^^
良いチャンスに恵まれて素敵な週末だったのですね~
ご自分が話されるチャンスもそうですし、ご立派な先輩方とおあいになれるチャンスもまた・・・やはり(喜)ですね^^

確かに今の世の中は恵まれすぎています。全く食べるに困らず親に感謝するでもなし、それで自分が楽しく生きていく・・・そんな若者が多いのでしょう。残念ですが
それが現実です。
by mimimomo (2009-09-04 19:12) 

よしあき・ギャラリー

素晴らしい学会に参加され、有意義な時間を過ごされたこと、うらやましいですね。
久しく、アカデミックな雰囲気の触れていません。

有志の若者もいるかと思いますが、やはり寂しいですね。
by よしあき・ギャラリー (2009-09-04 19:51) 

nyankome

パネリストとしての参加、お疲れ様でした。
私の職場では、福祉を勉強しようと志してやってくる若者がいます。
全員ではありませんが、ボランティア活動にも積極的に参加しているようです。
by nyankome (2009-09-04 21:10) 

mio

研究会お疲れさまでした。
福祉現場で働いている若者の間にも”無関心”は広がっています。
近くで関係の講演や、研修会等があれば、昔はこぞって参加したものですが、最近は出張扱いにしても、なかなか参加者が集まらない始末。
脳味噌の柔らかいうちに、いろいろ見たり聞いたり考えたりした方がいいと思うのですが・・・。
by mio (2009-09-04 21:18) 

yakko

こんばんは。
懐かしい方々と再会されて「喜」がストレートに伝わってきます。
落ち葉には哀愁を感じますね〜
最後の哀は哀しいです。若い人にもっと参加してほしいですね。

by yakko (2009-09-04 21:36) 

淳司

ここに行けば日々学べないようなことに出会えた。
出会うことの出来ないような先人や先輩達に出会えた。
学ぶことがゴロゴロしていた・・・。
若い時って、なかなか気付かないものですよね!
私も、
「あの時こうしていれば・・・。」
と、後悔ばっかり。
そして成長していくんですよね!
次のテーマは、
若者の集う、第33回総合リハビリテーション研究大会!
ですね!
by 淳司 (2009-09-04 21:43) 

ひかり。

訪問&niceありがとうございます^^

なかなか難しいものですね。。。
私は鬱になって7年目です。
今はメディア等で少しは理解が広まったものの、まだまだ難しいです。
よく想像力の欠如って事が言われますが、みんながもっと色んな事に関心を示してほしいものです。。。
by ひかり。 (2009-09-04 21:44) 

まさみん

生身の人間として学ぶ機会があまりにも少ないですよね。
誰からもどんなところからも学ぶことができるはずなのに。
残念ですよね。本当に本当にもったいないですね。
by まさみん (2009-09-04 22:28) 

TOQ

御訪問とniceをありがとうございます。
少し前にも訪問していただきましたね(^^)/
幸いにしてワタシは、いつでも行きたい処に行ける
という自由があります。いつもそれを意識しないけど
久々の小旅行で感じたことが、写真を通してmiopapa
さんに伝わったのだとしたら、その自由のおかげなのだ
と感じています。ごめんなさい、うまく言えなくて。。

by TOQ (2009-09-05 02:21) 

manamana

自分も、今学生に戻れたら、
もっともっと見聞を拡げ、
勉強したのにと思います。
by manamana (2009-09-05 06:55) 

oko

色々な思いが混ざった会でしたね。
私は児童福祉科の短大を出ております。
多くの学生が福祉の道に進んで行きましたよ〜
(私は福祉の道では無かったですが・・・)
by oko (2009-09-05 08:44) 

ラブ

まさに喜怒哀楽ですね。。。
参加しない方、たぶんそういう機会があること、
知らないだけかもしれません。
こういうブログで、知ることになるかも。
by ラブ (2009-09-05 10:28) 

じぃじぃ

こんにちは、ブログを訪問 nice を頂き
ありがとうございました。(^▽^)/
どういうわけか、日本では分野を区切ってしまい、
関心があっても「分野が違う」的な考えが、
自由を奪っているように思えます。
病気と健康の間にある
たいへん重要な分野だと思ってます。
あとは残念ながら政治頼みとなってしまいます。

by じぃじぃ (2009-09-05 15:25) 

ANKO

若者は視野が狭いのです。
いえ私自身の昔の話。
by ANKO (2009-09-05 22:50) 

向日葵

お疲れさまでした。。
ゆっくりお休み下さい。

若者に限らず、勉強に限らず-。
「持てる者」はその大切さになかなか気づけません。

失って(立場、状況が変わって)、初めて「自分が如何に
恵まれていたか」に気が付くのです。

かくいうワタクシも、母が車椅子生活者になって「初めて」
それまでのワタクシの生活が如何に恵まれていたか、
等、を痛切に感じています。
by 向日葵 (2009-09-07 02:30) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。