釣瓶落とし ・ ・ ・ [からき目 ・ ・ ・]
皆さんの中にも、
読まれた方がおありかと思いますが、
私も、何年か前に、
<身体の不調を訴え診察を受けに病院に行った時、医師が患者に対して、
レントゲン写真等を前に、何処と言って悪いところがなくても
顔をしかめ、少し間が空いただけでも、人によっては胃潰瘍やガンになる・・・>
と言うような内容の、現役ドクターの書かれた本を読んだことがありますが、
先日、
受傷後30年を迎える中、お陰様で頸髄損傷としての状況に変わりがなく、
ついつい病院が遠のく中で、主治医の勧めもあり、毎年一回必ず受けている検査
※ DIP検査(点滴静脈腎盂造影法 Drip Infusion Pyelography )
造影剤/薬を静脈から点滴をしながら(約50ccを10分位で)、
その後、造影剤が時間とともに腎臓に集積し、腎臓・尿管・膀胱へと
流れていく/排尿のようすをレントゲン/X線写真に撮り、
それぞれの器官の働きを診てもらう検査で、30分程かかります・・・・・
を受けに病院に行ってきたのですが、
その時、まさに? 危うく? このことを実感しそうに ・ ・ ・
DIP検査を終え、レントゲン写真を持って泌尿器の主治医の所へ
この日は、前もって予約していたから良かったものの、とにかく混んでいて
待つこと一時間余、ようやく診察室に入り、
レントゲン写真を投影ボード?に留め、蛍光灯のスイッチを入れるなり
あッ れぇ~!?
オイ、おい、おい! チョイト待ってヨォー・・・・・
と言いながら、看護師さんに去年の写真を持ってこさせ、写しだし
やっはり・・・・・
解りますーー? ほら、ここ・・・・・
指された所を見ると、左腎臓のあたりに大豆くらいの大きさの半透明の影が。
今日、時間あります?
出来れば、今日これからCT撮りたいんですが?!
こうなったら、例えなくても時間作っちゃいます!!ってな心境の中、
早速、放射線科に回され、技師さんや看護婦さんに世話になりながら
生まれて二度目の、CTのドーナッツをくぐり、再び先生の前に ・ ・ ・
今度は、写真ではなく、先生の前のパソコンの画面上にCTの結果写真が映し出され
クリックの度に、輪切り状態の私の腹部が・・・・・
その、クリックする先生の手が早くなり、
輪切りのお腹が、せわしく上に行ったり、下に移ったり・・・・・
先生が、何かを探しているのは確かですが、それが何か解るはずもなく、
でも、よく観ると
腎臓の辺りに、骨の部分と同じか、それ以上の白さで
大きくなったり小さくなったりする物/部分が・・・・・
それが、素人目に観ても、
明らかに異常な大きさ/長さと丸みをしていることが解るほどで
またまた、とんでもない物を抱え込んだかぁ~
と、悲劇の主人公に陥りそうな覚悟を、ため息混じりで決めようかと思った時、
待ってヨォーー!?
miopapa さん、今日DIP、造影剤打ったよネ~?
ソッかぁ~、それを、早く言ってくれなきゃーーー
? ? ?
あぁーー、参った 参った!
申ぉーし訳ない ・ ・ ・
悪ぁ~ルいことしたぁ~~~
と、独り言とも、私に謝るかのようでも ・ ・ ・
先生の説明によると、
造影剤が腎臓にまだ残っていたものが写っていて、レントゲンでの白い陰が見つけられず、
先生は必死になってみえたようで
幸か不幸か、この疑惑の元の探求は、18日にCTを再度受け直すことになりましたが
お陰で、腎臓の機能に異常のないことが解り、複雑な気持ちでしたが ・ ・ ・
今回のことで、私が、18日までは多少の気がかりはあるものの
上記の本ようにならず、blog ネタに・・・と、軽く受けとめていられるのも
実は、
この先生とは/には、
受傷一年半後より、今日までズーッとお世話になり
当時は、独身だった先生が結婚を去れ、子供さんが生まれ、大学生と社会人に・・・・・
先生自身も、平のドクターから部長さんへ・・・・・
そんな中、
パッと見、無愛想で、話し方も言葉を飾らずぶっきらぼうで、
人によっては嫌いだという人もいますが
私は、いえ! 私に限らず、頸・せき損で一生関わりの必要な人達に対して
入院中も、退院後も、何時も変わらない対応でと言うより、
遠く離れていることに気遣い、年に数回電話やmail をいただくことに加え
少し具合が悪くて心配な時や、ほかの病気になった時なんかに、
薬等の心配や対処の相談まで、電話で快く応じていただいていることに加え
今日のように、少し? かなり? 慌てん坊と言うか、
仕事熱心/患者のことを思うが故の、ワンマンなところのある
何処か、萬年青年/父っちゃん坊っちゃんの様な憎めない性格のせいなのかも? ? ?
とりあえず、今日の診察を終え外に出ると
駐車場脇の芝生の上に、何枚もの少し早い枯れ葉が風に舞い
その上に、西日に照らされ、長ぁ~く伸びている影を見るなり
秋の日は、昔から" 釣瓶落とし" といいますが、
年々、歳と共に体力も落ち、訳の分からない病気を背負い込むことが増える中
せめても、18日の再検査/CTの結果が、
我が人生の終末に、
拍車をかけることのないよう願わずには居られませんでした ・ ・ ・
読まれた方がおありかと思いますが、
私も、何年か前に、
<身体の不調を訴え診察を受けに病院に行った時、医師が患者に対して、
レントゲン写真等を前に、何処と言って悪いところがなくても
顔をしかめ、少し間が空いただけでも、人によっては胃潰瘍やガンになる・・・>
と言うような内容の、現役ドクターの書かれた本を読んだことがありますが、
先日、
受傷後30年を迎える中、お陰様で頸髄損傷としての状況に変わりがなく、
ついつい病院が遠のく中で、主治医の勧めもあり、毎年一回必ず受けている検査
※ DIP検査(点滴静脈腎盂造影法 Drip Infusion Pyelography )
造影剤/薬を静脈から点滴をしながら(約50ccを10分位で)、
その後、造影剤が時間とともに腎臓に集積し、腎臓・尿管・膀胱へと
流れていく/排尿のようすをレントゲン/X線写真に撮り、
それぞれの器官の働きを診てもらう検査で、30分程かかります・・・・・
を受けに病院に行ってきたのですが、
その時、まさに? 危うく? このことを実感しそうに ・ ・ ・
DIP検査を終え、レントゲン写真を持って泌尿器の主治医の所へ
この日は、前もって予約していたから良かったものの、とにかく混んでいて
待つこと一時間余、ようやく診察室に入り、
レントゲン写真を投影ボード?に留め、蛍光灯のスイッチを入れるなり
あッ れぇ~!?
オイ、おい、おい! チョイト待ってヨォー・・・・・
と言いながら、看護師さんに去年の写真を持ってこさせ、写しだし
やっはり・・・・・
解りますーー? ほら、ここ・・・・・
指された所を見ると、左腎臓のあたりに大豆くらいの大きさの半透明の影が。
今日、時間あります?
出来れば、今日これからCT撮りたいんですが?!
こうなったら、例えなくても時間作っちゃいます!!ってな心境の中、
早速、放射線科に回され、技師さんや看護婦さんに世話になりながら
生まれて二度目の、CTのドーナッツをくぐり、再び先生の前に ・ ・ ・
今度は、写真ではなく、先生の前のパソコンの画面上にCTの結果写真が映し出され
クリックの度に、輪切り状態の私の腹部が・・・・・
その、クリックする先生の手が早くなり、
輪切りのお腹が、せわしく上に行ったり、下に移ったり・・・・・
先生が、何かを探しているのは確かですが、それが何か解るはずもなく、
でも、よく観ると
腎臓の辺りに、骨の部分と同じか、それ以上の白さで
大きくなったり小さくなったりする物/部分が・・・・・
それが、素人目に観ても、
明らかに異常な大きさ/長さと丸みをしていることが解るほどで
またまた、とんでもない物を抱え込んだかぁ~
と、悲劇の主人公に陥りそうな覚悟を、ため息混じりで決めようかと思った時、
待ってヨォーー!?
miopapa さん、今日DIP、造影剤打ったよネ~?
ソッかぁ~、それを、早く言ってくれなきゃーーー
? ? ?
あぁーー、参った 参った!
申ぉーし訳ない ・ ・ ・
悪ぁ~ルいことしたぁ~~~
と、独り言とも、私に謝るかのようでも ・ ・ ・
先生の説明によると、
造影剤が腎臓にまだ残っていたものが写っていて、レントゲンでの白い陰が見つけられず、
先生は必死になってみえたようで
幸か不幸か、この疑惑の元の探求は、18日にCTを再度受け直すことになりましたが
お陰で、腎臓の機能に異常のないことが解り、複雑な気持ちでしたが ・ ・ ・
今回のことで、私が、18日までは多少の気がかりはあるものの
上記の本ようにならず、blog ネタに・・・と、軽く受けとめていられるのも
実は、
この先生とは/には、
受傷一年半後より、今日までズーッとお世話になり
当時は、独身だった先生が結婚を去れ、子供さんが生まれ、大学生と社会人に・・・・・
先生自身も、平のドクターから部長さんへ・・・・・
そんな中、
パッと見、無愛想で、話し方も言葉を飾らずぶっきらぼうで、
人によっては嫌いだという人もいますが
私は、いえ! 私に限らず、頸・せき損で一生関わりの必要な人達に対して
入院中も、退院後も、何時も変わらない対応でと言うより、
遠く離れていることに気遣い、年に数回電話やmail をいただくことに加え
少し具合が悪くて心配な時や、ほかの病気になった時なんかに、
薬等の心配や対処の相談まで、電話で快く応じていただいていることに加え
今日のように、少し? かなり? 慌てん坊と言うか、
仕事熱心/患者のことを思うが故の、ワンマンなところのある
何処か、萬年青年/父っちゃん坊っちゃんの様な憎めない性格のせいなのかも? ? ?
とりあえず、今日の診察を終え外に出ると
駐車場脇の芝生の上に、何枚もの少し早い枯れ葉が風に舞い
その上に、西日に照らされ、長ぁ~く伸びている影を見るなり
秋の日は、昔から" 釣瓶落とし" といいますが、
年々、歳と共に体力も落ち、訳の分からない病気を背負い込むことが増える中
せめても、18日の再検査/CTの結果が、
我が人生の終末に、
拍車をかけることのないよう願わずには居られませんでした ・ ・ ・
2010-10-07 11:00
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コメント(24)
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本物の医師ですね。
by Silvermac (2010-10-07 12:52)
腎臓の動脈検査、やりました。小さな影は良性。
造影剤が、パッと花開くように腎臓に広がって行くのをモニターで見て、感動!
今のところ、出会うお医者さん、熱心でいい方ばかり。幸せだと思っています。
by okko (2010-10-07 15:39)
良い結果でありますように!
いいお医者様と出会えていることは、人生の宝と思います。
それもまた、miopapaさんの人徳ですね~☆
by あーちゃ (2010-10-07 16:16)
どんな状況であっても検査費用は取られるんですよね^^。
by 斗夢 (2010-10-07 16:16)
良かったですね。
喜びを大きくするための演出だったりして…。
by nikkin (2010-10-07 16:48)
ともかく異常がなくて良かったですね。
良い先生と出会えて良かったですね。
by かずっちゃ (2010-10-07 17:58)
私は耳に持病があって、主治医はこれまでは厚生病院の勤務医(県内医大教授)だったのですが、10年ほど前に隣町に開業医としてオープンしたので、数年ごとに行っています。
最近、ブログでも書いたのですが、耳カメラ(胃カメラの小さいもので耳の中を撮影)で異常を知らされて、レーザーで切ってくれました。これが長年の病根だったんですね。おかげで、今は快調です。
もちろん、先方も私のことは覚えてくれています。開業医ながら、研修などは続けておられ、最先端の技術を持っておられるんで、やはり、プロはこうありたいと思います。
by とりのさとZ (2010-10-07 18:33)
今時、完璧な医者はなかなか見つかりませんから、多分マシな方だと思います。
人生、いろいろですね。^^;
by よしあき・ギャラリー (2010-10-07 18:36)
娘の診察時、担当医が私に向き直り、
「お母さん、実はですね・・・」
身構えました。もう手遅れかと。
「私、転勤になりまして・・」
先生の転勤先の病院はきれいで新しくて、おまけに近い!
付いていきましたとも。
ずいぶん回り道しましたが、縁あってこの先生にめぐりあえてほんとうによかったです。
by koto (2010-10-07 19:23)
造影剤の影なのでしょうね。
CT検査がスムーズにいくことと、
良い検査結果が出ますように祈ります。
by tateichi_m (2010-10-07 20:25)
こんばんは^^
きっと造影剤の影で何か余計なものが見えたのでは? わたくしも過去
胸に影があるといわれ、その輪切りをやったことがあります。
そのときは《荷物の整理など死にいくために考えて》結局
老化による骨の石灰化だったようです。案外そんなものですよ^^
by mimimomo (2010-10-07 20:31)
こんばんは。
良いお医者さんですね。18日の結果が良好でありますように〜
by yakko (2010-10-07 21:32)
18日、大丈夫です!なんかそんな感じが届いてきてます。
心配いりませんよ。
by hama (2010-10-07 21:51)
ご心配でしょうけど、18日の再検査の結果がよいものでありますようにお祈りします。
by nyankome (2010-10-07 22:30)
こんばんは
親身な心ある主治医がいらっしゃると心強いですね~
再検査は、きっとよい結果であると思います☆
by スマイル (2010-10-07 22:43)
再検査の結果が良好であるよう、
お祈りしています。
きっと大丈夫!
by 雅子 (2010-10-08 00:04)
こんばんは。
影が何ともないことを願っております。
そういえば、自分も「レントゲンで影があるから時間があるときに胃カメラを飲んでおけ。」と言われて放置していたのを思い出しました。
by 酔いどれ天使 (2010-10-08 00:07)
なんとも楽しい先生ですね!
しかも「その先生」にずぅぅ~~っと診て来て戴いているとはー!
「人」に恵まれましたね。ラッキ~~!!!
もとい!
「ラッキー」ではなく、miopapaさんの「熱意」「やる気」が
そういった方々を自然と身近に呼び寄せるのでしょう。。
18日の検査の結果も「良」と出ることをお祈りしています。
by 向日葵 (2010-10-08 03:00)
私も、腹部エコーの検査の最中に
ドクターが「えっ?」っというような表情をされていたので、
ドキドキした経験があります。
結局は、「どこも異常はありませんでしたよー」とのことで
ほっとしたのですが。
miopapaさんの再検査の結果が良いことをお祈りしております。
by hirochiki (2010-10-08 05:57)
miopapaさん
お寒くなってまいりました。私も
一週間前朝から食事もとらず検査を受けて
きました。いつも腎臓の部に?がつきますから
心配してます。何時もより特に異状あれば
お電話くださるだろうと、日が過ぎるのを、
そんな思いです。
miopapaさんも何時もと変わりないことと、
思います。お元気で又励まして下さいよ。
by 絵かきさん (2010-10-08 12:35)
よかったですねぇ。読みながら、ドキドキしました。
本当によかった…。
miopapaさんに、すべて見抜かれているDr。
ちょっとかわいくなっちゃいました。
by ラブ (2010-10-08 13:21)
どうなるかと、ドキドキしながら読んでしまいました。
何事もなくよかったデス。
それにしても、人間味溢れる、良いお医者様ですネ^^
よかったよかったデス^^
by つなみ (2010-10-08 15:09)
びっくりしたけど、何事もなくてよかったですね。
by まゆみっふぃ (2010-10-08 21:27)
これはほんとうにドキっとしますよね。
by スー (2010-10-11 04:06)