母は強し！：直にして和：SSブログ

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2／24日の日曜日
いつものように店番をしていると、

以前、ご紹介をした

　　専門学校で授業をもたせてもらっていた頃の教え子で
　　結婚し、二人目の子を授かると同時にガンに罹っていることが解り
　　家族は勿論のこと、医師からも出産を諦めるように云われる中
　　自分の命がなくなろうと、長女（当時、確か５歳位）のために姉妹を・・・と決意し
　　その後、OTとして勤めていた病院のルートで、いい医療機関に恵まれ
　　胎児への影響に配慮し、手術･治療・出産に向けて対応がしてもらえ、
　　ガンも、赤ちゃんも無事に出産　・　・　・

　　（前回のＵＰは､此所までだったのですが、）

　　彼女の場合、本当についていない？とでも言えば良いのか
　　ガンの方は、5年を経過しても再発の様子がなく、
　　時々、元気な顔を見せに来てくれたり携帯で声を聞かせてくれていたのですが
　　一年半ほど前、出先で偶然に出合った時、
　　脳に腫瘍が見つかり、
　　　　しかも、かかっている病院から「手の打ち様子が・・・ 」と云われたとかで、
　　「私､今度こそ駄目かも・・・ 」
　　と涙ぐんで話す彼女に、掛ける言葉すら浮かばず、
　　今も、
　　その時、何と声を掛けたのか、どういう形で別れたたのかさえ思い出せませんが
　　側に居た長女が、
　　目にいっぱい涙をため、零れる涙を拭おうともしないで、グッと歯を食いしばって､
　　お母さんの顔を、心配そうに見上げていた、何とも言えない顔だけはハッキリと　・　・　・

　　そんな彼女から、昨年の夏

　　「先生、元気！？　体調大丈夫　・　・　・　
　　　　　ネぇ！　聞いて、聞いて！　凄いと思わん！？」

　　「どうした～ん！？」

　　「私、もしかしたら治るかもしれへん　
　　　　　先生知っる！？　私、あの福島先生の手術が受けられることに・・・」

　　彼女の云う”福島先生”とは”神の手”とも言われる脳外科医の福島孝徳先生のこと

　　「うっそやろぉ－－－」

　　この時、彼女には悪いのですが､この言葉が　・　・　・
　
　　そして昨年の１２月、彼女は手術を受けに上京し、
　　その後のことが気になるも、連絡を入れて良いものかどうかが解らずに居ると
　　１月の末に、

　　「先生元気！？」

　　「えッ！　おォ~オ、〇〇ちゃんか？」

　　「私、また生きかえッちゃったァ~
　　　　　それも、何の後遺症もなくやヨ！　ちゃんと先生と話ししとるやろぉ~　」

と、無事退院をし自宅に帰り療養中と聞いていた彼女が、
さすがに、大事をとってか大きなマスクに顔を包むようにして
長女（小２）と、赤ちゃん（１歳9ヶ月）をベビーカーに乗せ訪ねてきてくたたのです　・　・　・

当然のことながら､一年半前の彼女とは違い、
前のような？　
　　イヤ！学生時代にみせていたハツラツとした笑顔に戻っていました　・　・　・

ほんの短い時間でしたが、色々と話し、彼女が帰る時、
お母さ／彼女に気付かれないように
長女に、そぉ～ッと、声ならぬ目でサイン？を送ると、上手く伝わり側に来てくれたので

　「ママ､元気になってよかったナ！」

と一言声を掛けると

　「うん！」　　